アフガン「10年は支援必要」
![7日、講演で「今後10年は支援が必要」と話すアフガニスタンのハミード・カルザイ大統領(撮影:吉川忠行)](https://image.news.livedoor.com/newsimage/1/6/1b27462e858f3491b9-m.jpg)
カルザイ大統領は、旧ソ連から解放された直後の1990年代を振り返り、「ソ連が出て行った後、国際社会がほとんど完璧にアフガニスタンのことを忘れた結果、宗派の抗争が起こり、タリバンやアルカイダを呼んだ。長い疲弊で自らを解放する力を失っていたが、9・11(2001年の米同時多発テロ)でようやく世界が気づき、支援の手を差し伸べてくれた」と話した。また、03年ごろから再びテロが増えていることに言及し、「もう一度注目してほしい」と訴えた。
いまだに続くテロの脅威については、「おそらく海外のテロリストによるものだ。支援を受けて作ってもらった道路や学校を、アフガニスタン人が破壊するはずがない。我々は国際的な支援に感謝している」と述べた。
講演の終わりに、カルザイ大統領は「アフガニスタンは、みなさんが旅行者として訪れることができる国になる。国際社会の一員として、人権を尊重した民主国家を作りたい」と将来への希望を述べた。【了】
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