「革命の聖地」と呼ばれる三池淵の街並み。金正恩氏の指示で2018年ごろから再開発が大々的に進められており、数千戸の住宅が新設されたという(対外宣伝用の月刊朝鮮2021年12月号から)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

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【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は16日、故金正日(キム・ジョンイル)総書記の生誕80年を祝う中央報告大会が15日に革命の聖地、三池淵で開催されたと伝えた。金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が出席し、正日氏の銅像に花をささげた。

 この行事には崔竜海(チェ・リョンヘ)最高人民会議常任委員長や趙甬元(チョ・ヨンウォン)党組織書記、金徳訓(キム・ドクフン)首相、金正恩氏の妹の金与正(キム・ヨジョン)党副部長らも出席した。

 中央通信によると、李日煥(リ・イルファン)党書記が「白頭の革命精神で偉大なる金正日同志の偉業を完成させよう」と題する報告をした。

 三池淵は北朝鮮北部、中国との境界にそびえる白頭山の麓に位置する。朝鮮半島最高峰で金一族の「白頭血統」を象徴することから、今回の行事の開催地に選ばれたとみられる。