効果的だったインザーギの2点目のゴール (C)EFE
インザーギ「最高だ」国民の期待に応えた!!
勝ち点「4」の首位アズーリ(イタリア代表)が22日、ハンブルクで同「3」の強豪チェコを2−0で撃破しE組首位突破を決めた。

引き分け以上で決勝トーナメント進出が確定する試合だったが、全ての国に可能性が残っている状況がアズーリを本気にさせた。アズーリは前半26分、司令塔トッティ(29=ASローマ)からの右CKに身長193cmのDFマテラッツィ(32=インテル)が頭で合わせ先制。後半86分にはオフサイドラインぎりぎりで飛び出したFWインザーギ(32=ACミラン)が世界屈指のGKチェフ(24=チェルシー)をかわして左足で冷静にゴールに流し込み勝負を決めた。

ゴールの予感は漂っていた。先日ガゼッタ・デッロ・スポルト紙が行った「誰がゲームを決める鍵となるか?」との緊急アンケートに答えた国民16259人のうち実に37.6%がここまで出番のなかったインザーギを支持した。記念となる代表50試合目を自身のゴールで飾り国民の期待に応えたインザーギは試合後「能力を発揮出来て最高だ。途中出場30分間でゴールを決める事は容易では無い。このチームは最高だ」と笑顔で語った。

「C組に次ぐ死の組」と呼ばれたE組、最終結果はイタリア「7」、ガーナ「6」、チェコ「3」、USA「1」となった。24年振り4度目の優勝に向け、アズーリが決勝トーナメントに駒を進めた。