衣替えは「その都度」やっていい。つるす収納で入れ替えもラクちん
急に気温が下がり、突然冬物が必要になったり、かと思えばまだ夏服が必要だったり…。近年はなかなか衣替えのタイミングが難しくなりました。
衣替えといえば、休日に時間をかながら行う人も多いのではないでしょうか?
そこで、整理収納アドバイザーの三條凛花さんに、衣替えをもっと気軽に行う方法を教えてもらいました。
衣替えをもっとラクにする方法
すっかり寒くなり、慌てて衣替えをしたという方も多いのではないでしょうか。
今年はページをめくるように一気に秋になりましたが、例年は寒くなって長袖に切り替えたら、急に夏日が戻った、というようなこともありますよね。
だから、衣替えは「その都度」がおすすめです。時間と手間のかかる衣替えですが、つるす収納にすれば、一気にハードルが下がります。
ハンガーに外出着をすべてかけて、必要に応じて入れ替えるだけ。衣替えをこのように簡素化できれば、きれいに畳む必要もないし、箱等に重ねてしまったときのような「何があるかわかりにくい」といった悩みもありません。
わが家では、1人あたり5分もあれば入れ替えが終わるので、ワンシーズンの衣替えも、何回かに分けて、細かく調節しています。
その都度衣替えのためにもっとも大切なのは「つるす収納」にすることです。たたむ手間をなくし、ひと目でわかるようにするために大事なポイントです。
しまい方によっては、つるす収納がむずかしいという人もいるかもしれません。まずは、解決策をいくつかご紹介しましょう。
クローゼット内の収納スペースを増やすだけでいいなら、市販のブランコハンガーを使うのがベスト。クローゼットにもともとついているポールに引っかけるだけで、上下二段に衣類をかけられるようになります。
クローゼットではなく押入れを利用するなら、衣装ケースではなく伸縮性のハンガーラックを購入しましょう。「押入れ ハンガー」というワードで検索すると、さまざまな商品があります。
もし、家に余裕がある方は使っていない部屋を衣装部屋にするのも一案です。私の実家では、数年前に帰省したとき、子ども部屋がまるまるウォークインクローゼットのようになっていました。不織布でカバーされた置き型のクローゼットも市販されているので、そうしたアイテムを活用すると良いでしょう。
わが家では、ウォークインクローゼットの一角を季節外服のコーナーとしています。そのため、ホコをかぶらないようにカバーが必要です。1枚の洋服を1枚のカバーで包むタイプの商品を使ったこともありますが、衣替えのたびに1枚ずつ出して入れ替えていくのは時間がかかります。
そこで、最終的にたどりついたのが、ベルメゾンの「まとめて衣類カバー」です。
カバー自体をハンガーポールに固定し、複数の衣類がまとめて収納できるので、手間なく入れ替えができますよ。
クローゼットのポールに、マジックテープを使って固定することができます。だから、中身の洋服を入れ替えるだけで大丈夫。その都度カバーを取り外す必要はありません。
1つのカバーには、夏物で10枚前後、冬物で7枚前後の衣類が入ります。(※商品情報より)
透明な窓がついているため、中身を確認することができます。
ラベリングしたり、いちいちカバーを外さなくても、なんとなく中身がわかります。
10月半ばに、この秋2回目の衣替えを終えました。ここでようやく秋冬ものの服に入れ替わりました。
では、9月下旬に行なった1回目の衣替えではなにをしていたのか? 画像で紹介しましょう。
(1) 明らかな夏物を取り除く
まずは、明らかな夏物を取り除きました。
温暖な地域に住んでいるため、10月半ばでも半袖で過ごす日々が続きました。去年は、一気に秋冬服を出して後悔したので、まずはあきらかな夏物だけをしまいます。
ノースリーブの衣類や、夏っぽい柄のものです。上で紹介した衣類カバーに、左端から詰めていきます。
(2) 薄手の服だけを出してくる
そして、それまでは季節外コーナーに置いていた秋冬服の中から、薄手のものだけを選んで出してきました。
これで、第1回目の秋冬衣替えが完了です。かかった時間は5分足らず。
この衣替えから1か月ほど経ち、完全に寒くなったので、季節外コーナーに残していたニットや厚手の衣類も出してきて、夏服はすべてしまい込みました。
衣替えをしても、気温変動があれば、またしまったはずのものを出してこなければいけないことがあります。そこで、まとめて衣替えをするのではなく、季節の変化に合わせて少しずつ衣替えをしていきます。
衣類をすべてハンガーにつるす収納にすれば、1人分5分かからずにプチ衣替えが完了しますよ。
●教えてくれた人
ライター、整理収納アドバイザー。夫、長女、長男の4人+2猫暮らし。家事をムリせず楽しく続ける工夫を発信。著書に『もっと動ける私になる! 魔法の家事時間割
』(扶桑社)、『時間が貯まる 魔法の家事ノート
』(扶桑社刊)、『365日のとっておき家事 もっと暮らしやすい家と時短のしくみづくり
』がある。ブログ:「365日のとっておき家事」
衣替えといえば、休日に時間をかながら行う人も多いのではないでしょうか?
そこで、整理収納アドバイザーの三條凛花さんに、衣替えをもっと気軽に行う方法を教えてもらいました。
衣替えをもっとラクにする方法
衣替えは「その都度」がおすすめ。つるす収納+衣類カバー活用で、手間なく年中衣替え可能に
今年はページをめくるように一気に秋になりましたが、例年は寒くなって長袖に切り替えたら、急に夏日が戻った、というようなこともありますよね。
だから、衣替えは「その都度」がおすすめです。時間と手間のかかる衣替えですが、つるす収納にすれば、一気にハードルが下がります。
ハンガーに外出着をすべてかけて、必要に応じて入れ替えるだけ。衣替えをこのように簡素化できれば、きれいに畳む必要もないし、箱等に重ねてしまったときのような「何があるかわかりにくい」といった悩みもありません。
わが家では、1人あたり5分もあれば入れ替えが終わるので、ワンシーズンの衣替えも、何回かに分けて、細かく調節しています。
●つるす収納のためのスペースづくり
その都度衣替えのためにもっとも大切なのは「つるす収納」にすることです。たたむ手間をなくし、ひと目でわかるようにするために大事なポイントです。
しまい方によっては、つるす収納がむずかしいという人もいるかもしれません。まずは、解決策をいくつかご紹介しましょう。
クローゼット内の収納スペースを増やすだけでいいなら、市販のブランコハンガーを使うのがベスト。クローゼットにもともとついているポールに引っかけるだけで、上下二段に衣類をかけられるようになります。
クローゼットではなく押入れを利用するなら、衣装ケースではなく伸縮性のハンガーラックを購入しましょう。「押入れ ハンガー」というワードで検索すると、さまざまな商品があります。
もし、家に余裕がある方は使っていない部屋を衣装部屋にするのも一案です。私の実家では、数年前に帰省したとき、子ども部屋がまるまるウォークインクローゼットのようになっていました。不織布でカバーされた置き型のクローゼットも市販されているので、そうしたアイテムを活用すると良いでしょう。
●「まとめて衣類カバー」を使うと、短時間で手間なく衣替えができる!
わが家では、ウォークインクローゼットの一角を季節外服のコーナーとしています。そのため、ホコをかぶらないようにカバーが必要です。1枚の洋服を1枚のカバーで包むタイプの商品を使ったこともありますが、衣替えのたびに1枚ずつ出して入れ替えていくのは時間がかかります。
そこで、最終的にたどりついたのが、ベルメゾンの「まとめて衣類カバー」です。
カバー自体をハンガーポールに固定し、複数の衣類がまとめて収納できるので、手間なく入れ替えができますよ。
クローゼットのポールに、マジックテープを使って固定することができます。だから、中身の洋服を入れ替えるだけで大丈夫。その都度カバーを取り外す必要はありません。
1つのカバーには、夏物で10枚前後、冬物で7枚前後の衣類が入ります。(※商品情報より)
透明な窓がついているため、中身を確認することができます。
ラベリングしたり、いちいちカバーを外さなくても、なんとなく中身がわかります。
●「その都度入れ替え衣替え」の方法
10月半ばに、この秋2回目の衣替えを終えました。ここでようやく秋冬ものの服に入れ替わりました。
では、9月下旬に行なった1回目の衣替えではなにをしていたのか? 画像で紹介しましょう。
(1) 明らかな夏物を取り除く
まずは、明らかな夏物を取り除きました。
温暖な地域に住んでいるため、10月半ばでも半袖で過ごす日々が続きました。去年は、一気に秋冬服を出して後悔したので、まずはあきらかな夏物だけをしまいます。
ノースリーブの衣類や、夏っぽい柄のものです。上で紹介した衣類カバーに、左端から詰めていきます。
(2) 薄手の服だけを出してくる
そして、それまでは季節外コーナーに置いていた秋冬服の中から、薄手のものだけを選んで出してきました。
これで、第1回目の秋冬衣替えが完了です。かかった時間は5分足らず。
この衣替えから1か月ほど経ち、完全に寒くなったので、季節外コーナーに残していたニットや厚手の衣類も出してきて、夏服はすべてしまい込みました。
衣替えをしても、気温変動があれば、またしまったはずのものを出してこなければいけないことがあります。そこで、まとめて衣替えをするのではなく、季節の変化に合わせて少しずつ衣替えをしていきます。
衣類をすべてハンガーにつるす収納にすれば、1人分5分かからずにプチ衣替えが完了しますよ。
●教えてくれた人
【三條凛花さん】
ライター、整理収納アドバイザー。夫、長女、長男の4人+2猫暮らし。家事をムリせず楽しく続ける工夫を発信。著書に『もっと動ける私になる! 魔法の家事時間割
』(扶桑社)、『時間が貯まる 魔法の家事ノート
』(扶桑社刊)、『365日のとっておき家事 もっと暮らしやすい家と時短のしくみづくり
』がある。ブログ:「365日のとっておき家事」