大人女子・癒しのひとり旅。星野リゾート 西表島ホテルでのんびり島ステイ
そろそろ旅行したいな…とお考えの方に、「国内&島旅行」のご提案です!
旅ライターの佐藤望美さんが、自然豊かで旅の魅力にあふれた「星野リゾート 西表島ホテル」を紹介してくれました。トレッキングもカヌーも、のんびりホテルステイも。よくばりな2泊3日の旅レポートをぜひご覧ください。
普段は二人の子どもの子育てに追われる私ですが、自分へのご褒美として、ひとりの時間を西表島で過ごしてきました。
西表島は2021年7月に世界自然遺産に登録された沖縄県の離島。イリオモテヤマネコをはじめ、多種多様な固有種や絶滅危惧種が生育・生息している自然豊かな場所です。今回は星野リゾートが運営する西表島ホテルに2泊。島やホテルの見どころをたっぷりご紹介します!
西表島へのアクセスは、石垣島からフェリー。石垣港離島ターミナルから西表島上原港行きフェリーで約45分です。
今回宿泊した西表島ホテルは、上原港から車で10分の場所にあります。ホテルの無料送迎シャトルバス(予約不要)が運行しているのでラクちんです。
客室はデラックスツイン。広々していて、テラスやデイベッドもついています。もちろん無料Wi-Fi完備。デスクもあるので、SNS投稿やちょっとした仕事もサクサクできそうです。
西表島ホテルは日本初のエコツーリズムリゾートを目指しているのが大きな特徴。プラスチックやペットボトルの使用をできるだけ控えているそうです。アメニティも使い捨ての歯ブラシやひげそり、クシの一方的な提供をせず、必要な人が必要な数だけフロントで受け取る仕組みです。
客室によくあるペットボトルの水もなし! その代わり再利用可能なボトルの貸し出しがあり、フロント階に設置されたウォーターサーバーを自由に使うことができるようになっていました。サーバーは24時間稼働していて、もちろん無料! 時間帯によってはアイスコーヒーやさんぴん茶なども提供されています。
ボトルのデザインがかわいかったので、私は持ち帰りOKの黒色ボトルを購入して使用。通常のレンタルボトルはオレンジ色です。イリオモテヤマネコのエコバッグもかわいい!
いつもホテルに置いてあるものがなくても、不便に感じることはまったくありませんでした。むしろシンプルで心地いい! 普段は何気なく受けているサービスにかなりの環境負荷がかかっていたんだなぁ、と改めて感じるいい機会になった気がします。
西表島に来たからには、やっぱり豊かな自然を身近に感じたい! でも本格的なトレッキングをするような体力はないかも…と思っていたのですが、西表島ホテルにはなんと敷地内にジャングルが!
客室を出て1分ほどで西表島らしいジャングルを歩くことができ、びっくりです。ホテルでは無料のガイドツアー「イリオモテガイドウォーク」が毎日開催されているので、私も参加してみました。
西表島愛にあふれるスタッフさんが、ジャングルに生育する植物や生育する生き物を詳しくガイドしてくれます。ジャングルで生き残っていくために他の木に寄生したり、太陽の光に当たるために上へ上へと根を伸ばしたり…。それぞれに存在理由があり、どれも生態系の保全に欠かせない存在。そんな植物や生き物の知恵と工夫を知り、自然の奥深さを実感! マイナスイオンにもたっぷり癒されたツアーでした。
〈右上〉きれいな緑色をしたナナホシキンカメムシの親子。〈右下〉ガジュマルの木は横に伸びる! 垂れ下がった根っこは地面に着いて木を支えるそう。〈左下〉ウズのような白い網を発見。ウズグモの巣はあちこちに。〈左上〉クロツグ(マーニ)の葉は昔からカゴや子どもの遊び道具づくりに使われてきたそう。
このアクティビティは私が参加したジャングルコースと、ホテル前の海を散策するマングローブコースがあり、日替わりでガイドしてくれるそうです。
沖縄らしいマングローブ林も見たかったので、別のアクティビティ、浦内川ジャングルクルーズにも参加。ホテルから車で10分ほどの場所に乗り場があり、往復1時間ほどのクルーズです。
船を操縦するスタッフさんがマングローブの種類の見分け方や西表島固有の植物などガイドしてくれます。ジャングルを歩くのとはまた違う、西表島の楽しみ方です。
私は遊覧船で川を往復しましたが、片道をカヤックにしたり、滝を見るトレッキングをプラスしたりと好みのアクティビティを組み合わせられるようです。
今回旅行するまでは、西表島というと木々が生い茂るジャングルをフル装備でトレッキングする、アウトドア上級者向けの場所だと思い込んでいました。でも実際に訪れてみると、思った以上に手軽! ホテル内のジャングルや遊覧船なら、高齢の親や小さな子ども連れでも楽しめそうです。
ホテルではほかにも電動自転車のレンタサイクルがあり、自由に島内散策できるアクティビティもありました。子ども乗せ自転車や小学生でも乗れるサイズの自転車もあったので、次は三世代で訪れたい!
ちなみに、西表島といえばなんと言ってもイリオモテヤマネコ。夕暮れから明け方にかけて活動する夜行性の動物なのでなかなか会えませんが、ホテルのスタッフさんによると「道路を横切っているのを見た」など住民以外の目撃情報もあるようです。
西表島ホテルでは「イリオモテヤマネコの学校」という無料プログラムが毎日実施されていて、イリオモテヤマネコの生態や保護活動について学ぶことができました。
現在確認されているイリオモテヤマネコは100頭ほど。100頭より少なくなると絶滅に向かってまっしぐらなんだそうです。
昆虫、爬虫類、鳥やリュウキュウイノシシなどなんでも食べるイリオモテヤマネコは、西表島の食物連鎖の頂点にいるそう! だからイリオモテヤマネコの数が減ると、すべての生物が影響を受けて生態系が大きく崩れてしまいます。保護しなければいけない理由にも強く納得です。そしてイリオモテヤマネコは交通事故で毎年何頭も死んでいると聞いて大きなショックを受けました。
これまでは図鑑のいち情報でしかなかったイリオモテヤマネコ、そして生態系の保全。それらが一気に身近に感じられたのも、現地で生の情報に触れたからこそ!
西表島で体験できるアクティビティは、ダイナミックなものももちろんたくさんあります。せっかくなので、「クーラの滝カヤック&トレッキング」に挑戦してみました。
海とつながるクーラ川をカヤックで上り、マングローブ林の中にあるクーラの滝を目指します。
マングローブの木々や海、川に棲む生き物たちを観察しながらゆっくり進んでいくアクティビティ。川はとても浅く、水陸両用のマリンブーツや防水バッグの貸し出しもあり、カヤックが初めてでも問題なく参加できました!
水面に映るマングローブの木々! 海とつながっているため潮位によって見える景色も変わります。固有種のトンボや、珍しい色のカニも見られました。
クーラの滝までは、カヤックを降りて歩いて向かいます。滝はとても神秘的。わずか5分ほどのトレッキングでこんな景色が見られるなんて、思ってもいなかったため感動です!
ちなみにクーラの滝までは山側から10分のトレッキングだけでもたどり着けるそう。こちらのほうが手軽ですが、マングローブを見ながらのカヤック体験は本当に魅力的だったので、個人的にはカヤック&トレッキングがおすすめです!
もうひとつ、感動したのは「夕凪SLOW SUP」というアクティビティ。SUPとはスタンドアップパドルボードのことで、サーフボードの上に立って漕ぎ進むウォータースポーツです。サンセットタイムに合わせ、ホテル前の月ヶ浜でSUP体験ができます。
聞こえるのは波の音だけ。ゆっくりと沈んでいく夕陽を独り占めしているようで、本当に気持ちのいいアクティビティでした。サーフボードの上で立つのが基本ですが、あぐらをかいたり膝立ちしてもOK。ハードすぎず気楽に楽しめるスポーツで、心地いい疲れを感じることができました。
自由気ままなひとり旅は、ホテルでくつろぐ時間も至福です。早起きして、朝食までの時間を読書に充ててのんびり過ごしました。
ランチはテイクアウトして、客室のテラスで。オリオンビールがお供です! タコライス、ホットドッグ、カレーが提供されていて、レストランはもちろんビーチ、客室など好きな場所で楽しむことができました。
レストランの夕食はビュッフェスタイル。これまで旅取材を多くこなし、星野リゾートの宿泊施設も十数件取材してきましたが、西表島ホテルの食事はそのトップ3に入るくらいおいしかった!
沖縄料理というより、八重山ならではの珍しい料理がたくさんあって新鮮でした。カマイ(イノシシ)、ガザミ(ワタリガニ)などが使われており、夕食で提供されていたガザミ汁(ワタリガニのみそ汁、写真の右下)は何度もお代わりしたくなるほど美味! 宿泊客はもちろんスタッフさんの中でも一番人気のメニューなんだそうです。
ビュッフェ代金にオリオンビールや泡盛カクテルが含まれているのも高ポイントでした(感染症の流行や緊急事態宣言発令などによりアルコール類の提供が禁止される場合もあります)。
私が訪れたときは、サンセット鑑賞しながらスパークリングワインを楽しめるイベントも行われていました。夕陽を肴に、月ヶ浜で乾杯! 仕事も家事も子育ても全部忘れて、自分自身の心が満たされているなぁと思えた瞬間です。
アクティビティもホテルステイも満喫できた、西表島ホテルでの2泊3日ひとり旅。離島なのでアクセスに多少時間はかかりますが、それを差し引いてもあり余る感動と癒やしを得ることができました。
年間平均気温は約24℃なので、いつ訪れても快適! 真冬はむしろ汗ばむことなくトレッキングできるいい環境だそうです。旅行したばかりですが、早くも「次はいつ行こう」と計画したくなる。西表島はそんな、深く心に残る旅先でした。
「そろそろ旅行しようかな」と考えている人は、西表島をぜひ候補に入れてみてください!
※移動時にはなるべく三密を避けてください。体調不良が疑われる場合は移動を控えてください。
●教えてくれた人
女性誌、ママファッション誌、育児誌などで活動するフリーエディター・ライター。国内外の旅行取材も多く、子連れ旅情報をまとめたサイト「FOOTABY!
」を運営中
旅ライターの佐藤望美さんが、自然豊かで旅の魅力にあふれた「星野リゾート 西表島ホテル」を紹介してくれました。トレッキングもカヌーも、のんびりホテルステイも。よくばりな2泊3日の旅レポートをぜひご覧ください。
敷地内でジャングル歩き、サンセット鑑賞…。星野リゾート 西表島ホテルのひとり旅
普段は二人の子どもの子育てに追われる私ですが、自分へのご褒美として、ひとりの時間を西表島で過ごしてきました。
西表島は2021年7月に世界自然遺産に登録された沖縄県の離島。イリオモテヤマネコをはじめ、多種多様な固有種や絶滅危惧種が生育・生息している自然豊かな場所です。今回は星野リゾートが運営する西表島ホテルに2泊。島やホテルの見どころをたっぷりご紹介します!
●旅もサスティナブルの時代!ホテル全体がエコだから心地いい
西表島へのアクセスは、石垣島からフェリー。石垣港離島ターミナルから西表島上原港行きフェリーで約45分です。
今回宿泊した西表島ホテルは、上原港から車で10分の場所にあります。ホテルの無料送迎シャトルバス(予約不要)が運行しているのでラクちんです。
客室はデラックスツイン。広々していて、テラスやデイベッドもついています。もちろん無料Wi-Fi完備。デスクもあるので、SNS投稿やちょっとした仕事もサクサクできそうです。
西表島ホテルは日本初のエコツーリズムリゾートを目指しているのが大きな特徴。プラスチックやペットボトルの使用をできるだけ控えているそうです。アメニティも使い捨ての歯ブラシやひげそり、クシの一方的な提供をせず、必要な人が必要な数だけフロントで受け取る仕組みです。
客室によくあるペットボトルの水もなし! その代わり再利用可能なボトルの貸し出しがあり、フロント階に設置されたウォーターサーバーを自由に使うことができるようになっていました。サーバーは24時間稼働していて、もちろん無料! 時間帯によってはアイスコーヒーやさんぴん茶なども提供されています。
ボトルのデザインがかわいかったので、私は持ち帰りOKの黒色ボトルを購入して使用。通常のレンタルボトルはオレンジ色です。イリオモテヤマネコのエコバッグもかわいい!
いつもホテルに置いてあるものがなくても、不便に感じることはまったくありませんでした。むしろシンプルで心地いい! 普段は何気なく受けているサービスにかなりの環境負荷がかかっていたんだなぁ、と改めて感じるいい機会になった気がします。
●体力なし&運動が苦手でも大丈夫!ライトなトレッキングもあり
西表島に来たからには、やっぱり豊かな自然を身近に感じたい! でも本格的なトレッキングをするような体力はないかも…と思っていたのですが、西表島ホテルにはなんと敷地内にジャングルが!
客室を出て1分ほどで西表島らしいジャングルを歩くことができ、びっくりです。ホテルでは無料のガイドツアー「イリオモテガイドウォーク」が毎日開催されているので、私も参加してみました。
西表島愛にあふれるスタッフさんが、ジャングルに生育する植物や生育する生き物を詳しくガイドしてくれます。ジャングルで生き残っていくために他の木に寄生したり、太陽の光に当たるために上へ上へと根を伸ばしたり…。それぞれに存在理由があり、どれも生態系の保全に欠かせない存在。そんな植物や生き物の知恵と工夫を知り、自然の奥深さを実感! マイナスイオンにもたっぷり癒されたツアーでした。
〈右上〉きれいな緑色をしたナナホシキンカメムシの親子。〈右下〉ガジュマルの木は横に伸びる! 垂れ下がった根っこは地面に着いて木を支えるそう。〈左下〉ウズのような白い網を発見。ウズグモの巣はあちこちに。〈左上〉クロツグ(マーニ)の葉は昔からカゴや子どもの遊び道具づくりに使われてきたそう。
このアクティビティは私が参加したジャングルコースと、ホテル前の海を散策するマングローブコースがあり、日替わりでガイドしてくれるそうです。
沖縄らしいマングローブ林も見たかったので、別のアクティビティ、浦内川ジャングルクルーズにも参加。ホテルから車で10分ほどの場所に乗り場があり、往復1時間ほどのクルーズです。
船を操縦するスタッフさんがマングローブの種類の見分け方や西表島固有の植物などガイドしてくれます。ジャングルを歩くのとはまた違う、西表島の楽しみ方です。
私は遊覧船で川を往復しましたが、片道をカヤックにしたり、滝を見るトレッキングをプラスしたりと好みのアクティビティを組み合わせられるようです。
●子どもやシニア、三世代旅行にも!散策やアクティビティで気軽に大自然を楽しめる
今回旅行するまでは、西表島というと木々が生い茂るジャングルをフル装備でトレッキングする、アウトドア上級者向けの場所だと思い込んでいました。でも実際に訪れてみると、思った以上に手軽! ホテル内のジャングルや遊覧船なら、高齢の親や小さな子ども連れでも楽しめそうです。
ホテルではほかにも電動自転車のレンタサイクルがあり、自由に島内散策できるアクティビティもありました。子ども乗せ自転車や小学生でも乗れるサイズの自転車もあったので、次は三世代で訪れたい!
ちなみに、西表島といえばなんと言ってもイリオモテヤマネコ。夕暮れから明け方にかけて活動する夜行性の動物なのでなかなか会えませんが、ホテルのスタッフさんによると「道路を横切っているのを見た」など住民以外の目撃情報もあるようです。
西表島ホテルでは「イリオモテヤマネコの学校」という無料プログラムが毎日実施されていて、イリオモテヤマネコの生態や保護活動について学ぶことができました。
現在確認されているイリオモテヤマネコは100頭ほど。100頭より少なくなると絶滅に向かってまっしぐらなんだそうです。
昆虫、爬虫類、鳥やリュウキュウイノシシなどなんでも食べるイリオモテヤマネコは、西表島の食物連鎖の頂点にいるそう! だからイリオモテヤマネコの数が減ると、すべての生物が影響を受けて生態系が大きく崩れてしまいます。保護しなければいけない理由にも強く納得です。そしてイリオモテヤマネコは交通事故で毎年何頭も死んでいると聞いて大きなショックを受けました。
これまでは図鑑のいち情報でしかなかったイリオモテヤマネコ、そして生態系の保全。それらが一気に身近に感じられたのも、現地で生の情報に触れたからこそ!
●大自然をさらに満喫するならカヤック&SUP体験がおすすめ
西表島で体験できるアクティビティは、ダイナミックなものももちろんたくさんあります。せっかくなので、「クーラの滝カヤック&トレッキング」に挑戦してみました。
海とつながるクーラ川をカヤックで上り、マングローブ林の中にあるクーラの滝を目指します。
マングローブの木々や海、川に棲む生き物たちを観察しながらゆっくり進んでいくアクティビティ。川はとても浅く、水陸両用のマリンブーツや防水バッグの貸し出しもあり、カヤックが初めてでも問題なく参加できました!
水面に映るマングローブの木々! 海とつながっているため潮位によって見える景色も変わります。固有種のトンボや、珍しい色のカニも見られました。
クーラの滝までは、カヤックを降りて歩いて向かいます。滝はとても神秘的。わずか5分ほどのトレッキングでこんな景色が見られるなんて、思ってもいなかったため感動です!
ちなみにクーラの滝までは山側から10分のトレッキングだけでもたどり着けるそう。こちらのほうが手軽ですが、マングローブを見ながらのカヤック体験は本当に魅力的だったので、個人的にはカヤック&トレッキングがおすすめです!
もうひとつ、感動したのは「夕凪SLOW SUP」というアクティビティ。SUPとはスタンドアップパドルボードのことで、サーフボードの上に立って漕ぎ進むウォータースポーツです。サンセットタイムに合わせ、ホテル前の月ヶ浜でSUP体験ができます。
聞こえるのは波の音だけ。ゆっくりと沈んでいく夕陽を独り占めしているようで、本当に気持ちのいいアクティビティでした。サーフボードの上で立つのが基本ですが、あぐらをかいたり膝立ちしてもOK。ハードすぎず気楽に楽しめるスポーツで、心地いい疲れを感じることができました。
●2泊すれば、のんびりホテルステイも楽しめる
自由気ままなひとり旅は、ホテルでくつろぐ時間も至福です。早起きして、朝食までの時間を読書に充ててのんびり過ごしました。
ランチはテイクアウトして、客室のテラスで。オリオンビールがお供です! タコライス、ホットドッグ、カレーが提供されていて、レストランはもちろんビーチ、客室など好きな場所で楽しむことができました。
レストランの夕食はビュッフェスタイル。これまで旅取材を多くこなし、星野リゾートの宿泊施設も十数件取材してきましたが、西表島ホテルの食事はそのトップ3に入るくらいおいしかった!
沖縄料理というより、八重山ならではの珍しい料理がたくさんあって新鮮でした。カマイ(イノシシ)、ガザミ(ワタリガニ)などが使われており、夕食で提供されていたガザミ汁(ワタリガニのみそ汁、写真の右下)は何度もお代わりしたくなるほど美味! 宿泊客はもちろんスタッフさんの中でも一番人気のメニューなんだそうです。
ビュッフェ代金にオリオンビールや泡盛カクテルが含まれているのも高ポイントでした(感染症の流行や緊急事態宣言発令などによりアルコール類の提供が禁止される場合もあります)。
私が訪れたときは、サンセット鑑賞しながらスパークリングワインを楽しめるイベントも行われていました。夕陽を肴に、月ヶ浜で乾杯! 仕事も家事も子育ても全部忘れて、自分自身の心が満たされているなぁと思えた瞬間です。
アクティビティもホテルステイも満喫できた、西表島ホテルでの2泊3日ひとり旅。離島なのでアクセスに多少時間はかかりますが、それを差し引いてもあり余る感動と癒やしを得ることができました。
年間平均気温は約24℃なので、いつ訪れても快適! 真冬はむしろ汗ばむことなくトレッキングできるいい環境だそうです。旅行したばかりですが、早くも「次はいつ行こう」と計画したくなる。西表島はそんな、深く心に残る旅先でした。
「そろそろ旅行しようかな」と考えている人は、西表島をぜひ候補に入れてみてください!
※移動時にはなるべく三密を避けてください。体調不良が疑われる場合は移動を控えてください。
●教えてくれた人
【佐藤望美さん】
女性誌、ママファッション誌、育児誌などで活動するフリーエディター・ライター。国内外の旅行取材も多く、子連れ旅情報をまとめたサイト「FOOTABY!
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