来季はチェルシーでブレイクも? チャンピオンシップで牙を研ぐ“18歳”の守備者
![ハダースフィールドで印象的な活躍を見せるコルウィル photo/Getty Images](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/c/5/c5930_1638_5b8cf624_26e0e466-m.jpg)
アントニオ・リュディガーにアンドレアス・クリステンセン、セサル・アスピリクエタ、チアゴ・シウバなどを筆頭に、豊富な選択肢を持つチェルシーの最終ライン。今季ここまでのプレミアリーグにおける失点数はわずか「3」と、その強固な守備陣はリーグでも屈指のレベルを誇っている。チェルシーはかねてより堅守が売りのクラブだが、2021-22シーズンもその強みは健在。トーマス・トゥヘル監督の下では、どんな選手が試合に出ても守備の強度が保たれている印象だ。
しかし、もしそうなったとしても、チェルシーには頼もしい若手がいることを忘れてはいけない。期待したいのは、レンタル先で着実に成長を見せている18歳のセンターバックだ。
その名はレヴィ・コルウィル。今季チャンピオンシップ(英2部)のハダースフィールド・タウンにレンタルされている同選手は、武者修行先で早くも定位置を獲得し、そのなかでは印象的なスタッツも記録している。データサイト『SofaScore』によると、タックル数(20回)や地上戦勝率(64.91%)、空中戦勝率(67.92%)はいずれもチームDF中トップの数値。地上戦でも空中戦でもタイトなディフェンスを披露しており、今ではチャンピオンシップでも一目置かれる存在となった。
「彼は非常に若い選手だが、本当にさまざまな場面で素晴らしいプレイを見せてくれている。まだ改善点はあるけれど、レヴィがいるだけでチームの安定感がまるで違うんだ。個人の能力も高いが、彼はチームのことを考えてプレイできる。将来的にはこの国を背負うCBの一人になると思うよ。彼を指導できるのは私にとっても非常に素晴らしいことだ」(英『Daily Mirror』より)
そんなコルウィルの才能には、ハダースフィールドを率いるカルロス・コルベラン監督もこのように賛辞を送っている。チャンピオンシップで牙を研ぐ18歳の若き守備者。来季のチーム編成に関して少し不安が残るチェルシーだが、次世代を担う頼もしきヤングスターが育ってきていることも忘れてはいけない。