宇都宮ブリッツェン 砂川幹男会長が死去 自転車文化の浸透に貢献
訃報です。自転車ロードレース宇都宮ブリッツェンを創設し、栃木県内の自転車文化の浸透に力を尽くした運営会社の砂川幹男会長が21日、亡くなりました。74歳でした。
砂川氏は宇都宮市の職員を定年退職後、2008年10月に全国初となる地域密着型の自転車ロードレースチーム宇都宮ブリッツェンの旗揚げ当初から運営に携わりました。
2010年に社長に就任すると、チームは2012年に当時、参戦していたJプロツアーで個人、チームともに総合優勝を果たし、国内のトップチームへの基盤を築きました。
そして、チーム強化と並行して宇都宮市の街なかを通行止めにして行う国際レースジャパンカップクリテリウムの実現や県内でのツアー開催、大規模サイクルイベントの実施など県内の自転車文化浸透に力を尽くしました。
その後2014年に運営会社の代表取締役会長となり、2018年には代表権のない会長の立場からチームを支えてきました。
チーム関係者によりますと4年ほど前に肺がんを患い完治したものの、腎臓にがんが見つかり、入院はせずに自宅で闘病を続けていました。
そして、21日正午頃、自宅で最期を迎えたということです。74歳でした。
26日に通夜、27日に告別式を行う予定です。