すしの持ち帰りで仕入れ業者救う新サービス
新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置の適用で、県内では現在23の市と町の飲食店で酒類の提供が禁止されています。
この措置は、飲食店だけでなく酒の卸売店でも大きな痛手となっていてコロナ禍をなんとか乗り切ろうと宇都宮市のすし店で始めた取り組みが人気となっています。
宇都宮市のすし華亭簗瀬店は、市がまん延防止等重点措置の適用区域に指定されたため酒類の提供ができなくなりました。
すし華亭を運営する奴寿司では、酒類の売り上げがグループ全体の売り上げの20%ほどを占めていました。
影響を受けるのは飲食店だけではありません。
飲食店に酒を卸す酒屋も大きな痛手を受けています。
仕入先の業者と何とかこの苦境を乗り越えたい。
そんな思いから奴寿司では酒類の提供が終日で禁止となった今月8日から、テイクアウト2000円ごとに缶ビールなどのアルコール飲料を1本プレゼントする取組を始めました。
仕入先の発注を止めることなく利用客を満足させるというこの企画でテイクアウトの売り上げは20%増加。
予約の電話が鳴りやまず、厨房に次々と注文が舞い込んでいます。
厳しい状況は続いています。ここから抜け出すために、今はできることをやるほかありません。