小山市の浅野正富市長は12日の定例会見で働く世代や学生向けに新型コロナワクチンの夜間接種を始めると発表しました。

市に「日中に予約を取れない」と働く世代から声が寄せられたのをきっかけに検討が進められたものです。

9月下旬からの開始に向けて日中、仕事をしている人や学生でも接種しやすい午後6時から午後7時30分にかけて実施できるよう調整しています。

小山市では現在、40歳以上を対象にした集団接種の予約を受け付けていますが、すでに95%ほどが埋まっている状態です。

17日には30歳以上の予約が始まり、10月以降の分についても予約が始まります。

感染や重症化が増えている働く世代や若者がワクチンを円滑に接種できるよう引き続き取り組んでいく考えです。

65歳以上の高齢者については10日時点で2回接種を行ったのは82.06%となりました。

浅野市長は国が目標としていた「7月末までに希望するほとんどの高齢者にワクチンを接種できた」と総括しました。