栃木県は12日、新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、感染の拡大が続く中、まん延防止等重点措置でこれまで対象外となっていた茂木町を新たに措置区域に追加することを決めました。

県独自の警戒度レベルはステージ4、県版の緊急事態宣言は継続されます。

県内では7月下旬以降、新規感染者が高止まりし、全ての療養者の数がおよそ1400人とこれまでで最も多くなっています。

病床使用率は50%を越え、陽性者のうち入院できた人の割合は20%未満と、5人のうち4人は入院できない状況となっています。

このような中、8日から県内に適用されたまん延防止等重点措置で対象外となっていた茂木町で県が目安としている人口10万人あたりの直近1週間の新規感染者数が15人を上回ったことから措置区域に追加されることが決まりました。期間は8月16日から31日までです

対象となっていない那珂川町でも11日に感染者が確認されていて、県は今後の推移を注視するとしています。

一方、感染力が強いとされる変異株、デルタ株についてはスクリーニング検査の結果、陽性率が8割に迫っていて、県はほぼ置き換わったと判断し感染急拡大の要因のひとつとみています。

福田富一知事は会見でお盆中の帰省や不要不急の外出の自粛を改めて求めました。