栃木県内171人感染 過去2番目の多さ 新型コロナ 12日発表
新型コロナウイルスについて栃木県と宇都宮市は12日、1日の発表分としては過去2番目に多い171人の感染を確認したと発表しました。
新たに感染が確認されたのは、宇都宮市、那珂川町、高根沢町、上三川町、芳賀町、佐野市などの10歳未満から90歳以上の男女171人で過去2番目の多さです。
佐野市内の事業所では9日までに従業員8人の陽性が判明し、県内96例目のクラスターに認定されました。
県内の感染者は累計で9847人、現在の療養者は1510人、このうち重症者は16人、入院調整中は219人、自宅療養者数は878人です。
そして、施設で療養中だった患者1人が11日死亡しました。県内で亡くなった人は累計で93人となりました。
また、県はこれまでに陽性が確認された26人がデルタ株の疑いのある変異株に感染していたと発表しました。この変異株の累計は823人となりました。
このほか栃木市地域振興部の40代の男性職員と下野市建設水道部の30代の男性職員の感染が明らかになりました。いずれも市民との接触はありません。
その他、下野市はあさって14日から予定していたキプロス共和国のパラリンピック事前キャンプを中止にすると発表しました。
近県の状況は埼玉県で1日当たりの発表数で過去最多となる1528人の感染、茨城県で274人の感染、群馬県で166人の感染を確認したと発表しました。
茨城県は政府に緊急事態宣言を適用するよう12日付けで再び要請しています。