栃木県内166人感染 自宅療養者が死亡 佐野の事業所でクラスター 新型コロナ 11日発表
新型コロナウイルスについて栃木県と宇都宮市は11日、新たに166人の感染と2人の死亡を発表しました。
感染が確認されたのは、大田原市、那須町、さくら市などの10歳未満から80代までの男女166人です。
また、入院していた患者と1人と自宅療養していた1人の合わせて2人の死亡が確認されました。
県内で亡くなった人は累計で92人です。
栃木県警察本部は10日に逮捕され下野警察署の留置施設に留置された男性の感染が確認されたと発表しました。
近い距離で対応した職員4人は自宅待機していて、今のところ体調不良を訴える人はいないということです。
県は宇都宮市の県中央児童相談所に勤務する20代の男性職員の感染が確認されたと発表しました。
濃厚接触者に該当する人はいないものの接触の可能性のある職員や児童のPCR検査を行い、10日の検査分は陰性だったということです。児童相談所の業務は通常通り行っています。
このほか県総合運動公園の管理事務所に勤務する20代の男性職員と足利市はの中央消防署に勤務する40代の男性署員の感染が発表されています。
いずれも消毒などは終わっているということです。
佐野市の事業所で11日までに従業員11人の感染が確認され、県は95例目のクラスターに認定しました。
職場内での感染対策不足が原因とみられていて、従業員合わせて45人へのPCR検査を実施しています。
県内の感染者は累計で9,676人となりました。療養者数は1,428人、重症者は16人、入院調整中は243人、自宅療養者数は783人です。
変異株について、これまでに陽性が判明した人のうち新たに72人からデルタ株の疑いのある変異株が確認されました。この変異株の県内の累計は797人となりました。
近県の状況は埼玉県で1人の死亡と1,227人の感染、茨城県で180人の感染、群馬県で173人の感染が確認されています。