東日本大震災での被災や施設の老朽化などで閉鎖していた宇都宮市の水上公園の再整備が完了し、12日のオープンを前に10日、報道陣にお披露目されました。

1964年にオープンした宇都宮市錦3丁目の水上公園はプール施設などもあり長年地元の人に愛されてきましたが、2011年の東日本大震災での被災や老朽化を受けて2012年に閉鎖しました。

リニューアル工事が完了し12日およそ9年ぶりに開園します。

およそ1.4ヘクタールある広々とした敷地には子どもたちが年齢別に楽しめる遊具のほか、健康づくりに使える大人向けの健康遊具、ジョギングコースやサイクリングコースがあり幅広い年代が楽しめる造りになっています。

さらにリニューアルで防災の機能を強化しました。2019年の東日本台風で公園に被害はなかったものの、近くを流れる田川の水があふれたこともあり、リニューアルした公園には芝生の下などに合わせておよそ967トンの水を貯められる機能を設けました。

また、災害時には炊き出し用のかまどとして使えるベンチを9基、マンホールの上に設置する非常用のトイレを7カ所整備しています。総事業費はおよそ4億円です。

公園内の噴水の水は、まん延防止等重点措置を受けて8月末まで出さない予定だということです。