真夏を乗りきる大人の帽子ヘアアレンジ。おしゃれ&快適裏ワザも
日差しの強い夏がやってきました。外に出るだけでクラッとくるような時季は、紫外線と暑さ対策が必須。
そこで、女性の髪問題に詳しいヘアライター・佐藤友美(さとゆみ)さんと人気ヘアサロンMINXのディレクター・八木花子(やぎちゃん)さんに、大人女性におすすめな真夏の帽子ヘアアレンジを教えてもらいました。
夏髪を快適にする裏ワザや、帽子ごとのアレンジのコツもご紹介!
頭皮を守っておしゃれに!大人女性におすすめ夏の帽子ヘアアレンジ4つ
八木ちゃん:今年はお客さまからも暑い日のアレンジについて相談を受けることが多いですね。 紫外線からの影響も考えると、夏は帽子をつかったアレンジがおすすめですよ。
さとゆみ:今回は帽子アレンジのコツを教えてください!
今回のモデルさんの髪の長さは鎖骨下くらい。この長さ以上であればできるアレンジ
●暑さもしのげる定番キャップヘア。おしゃれと快適の裏ワザも
帽子の後ろの空間に毛束を通すと崩れにくい
八木ちゃん:定番はキャップ×ひとつ結びアレンジですね。これは、普段からやっているという人が多いのではないかと思います。
さとゆみ:コツはどんなところに?
八木ちゃん:ゴムを結んでから、穴の部分に通すのですが、その前にアイロンなどで髪を巻いておくと、華やかな雰囲気に見えますよ。
さとゆみ:普段は顔まわりにひと束おくれ毛を出すのもいいですが、夏はすっきり全部まとめてしまうのがよさそうですね。
八木ちゃん:あともう一点、裏ワザを紹介すると、帽子をかぶる前にハンカチなどを頭にのせてからかぶるのもおすすめです。
さとゆみ:汗対策?
八木ちゃん:そうです。夏はどうしても汗でムレやすくなりますが、ハンカチなどを入れておくと、不快感が減りますよ。帽子への汗じみも防げるので、一石二鳥です。
●帽子の形によって、似合うアレンジも変わる。巻き方のコツも
八木ちゃん:帽子っていろんな形があると思うのですが、帽子の形によって似合う巻き方って変わってくるんですよね。
さとゆみ:たとえば、キャスケットだと…。
<キャスケットは外ハネカールでさわやかに>
キャスケット×外ハネワンカール
八木ちゃん:キャスケットは形的にちょっとボーイッシュな印象なので、ちょっとクールな雰囲気になる外ハネなんておすすめですね。
さとゆみ:外ハネってさわやかさもありますよね。
八木ちゃん:ヘアアイロンを横に寝かせて毛先にCカールをつけるような感じで巻いてください。
<ベレー帽はミックス巻きでエレガントに>
ベレー帽はミックス巻きをするとエレガント
さとゆみ:夏素材のベレー帽もかわいいですよね。
八木ちゃん:ベレーは秋冬のイメージがあるかもしれませんが、最近はメッシュ素材のものなどもよく出ているので、ぜひトライしてほしいアイテムです。
さとゆみ:ベレー帽ってフェミニンな印象だから、やわらかい巻き髪が合いますね。
八木ちゃん:そうなんです。内巻きと外巻きをミックスするような巻き方をすると、エレガントに決まります。
<麦わらはおだんごですっきりと>
麦わら帽子×衿足すっきりおだんごアレンジ
さとゆみ:最後に、夏に活躍度が高い麦わら帽子。
八木ちゃん:麦わらは、帽子の面積が大きくて印象が強いので、髪は逆にコンパクトに見せるとバランスがよく見えますよ。
さとゆみ:おだんごのコツはありますか?
八木ちゃん:ストレートヘアの人は、髪をまとめにくいと思うので、先にアイロンやカーラーで髪を巻いておくといいですよ。
さとゆみ:余談ですけれど、帽子って似合う形と似合わない形がありますよね。私、キャップがどうしても似合わないんです。でも、キャスケットだったら、しっくりくる。
八木ちゃん:たしかにありますよね。帽子が苦手だという人もいると思いますが、いろんな種類を試してみてほしいです。
さとゆみ:頭皮を守りながら、おしゃれな雰囲気にもなる帽子アレンジ。ぜひ楽しんでくださいね。
<撮影/林絋輝 モデル/maki 取材・文/佐藤友美>
●教えてくれた人
【佐藤友美さん】
1976年北海道知床半島生まれ。日本初のヘアライター&エディター。「美容師以上に髪の見せ方を知っている」とプロも認める存在。歯切れのいい解説で、テレビ、ラジオ番組などで活躍。著書に『女の運命は髪で変わる
』(サンマーク出版)、『女は、髪と、生きていく
』(幻冬舎)
【八木花子さん】
1979年静岡県藤枝市生まれ。人気ヘアサロンMINX銀座店
の美容師。自宅での手入れが簡単で、個性を引き出すヘアスタイルが得意。悩める大人女性へのアドバイスや提案が適切で、MINXの中でも絶大な人気を誇る。国内外セミナー、TV出演、アート雑誌の連載等活躍は多岐に渡る。