ゲームをやっていると、いくつかお約束みたいなステージが登場するもの。たとえば森、山、洞窟などなど。これらは大体どのRPGでも登場するものだ。

そしてこれらに加えて砂漠のステージやダンジョンもよく見かける。ところがその砂漠ステージを敬遠する声というものがあるようだ。(文:松本ミゾレ)

「FPSの砂漠ステージは糞しかない」


先日、ネットの砂漠こと2ちゃんねるに「【悲報】ゲームの砂漠ステージ、ほぼ全て面白くない」というスレッドが立っていた。ほぼ全てとは、クリエイター泣かせの評論である。

スレ主はその理由として「難易度だけ高くてつまらないのばっかり」と糾弾している。さらにこのスレッドには、他にも多数の「砂漠は確かにね」という賛同の声も多かった。ちょっといくつか紹介してみたい。

「景色は単調やし敵がうざいし」
「『スーパーマリオブラザーズ3』の太陽が追いかけて来るのホンマ無理。ガキワイには難し過ぎて軽くトラウマ」
「サソリの敵が出てきて麻痺とか毒とかしてきてうざい」
「FPSの砂漠ステージは糞しかない」

と、こんな感じで砂漠ステージや砂漠ダンジョンにあんまり良い印象を持っていない人は一定数いることが分かる。個人的には砂漠ステージよりも、そのど真ん中とかにありがちなピラミッドのほうが敬遠しちゃうかなぁ。中に入ると複雑に入り組みがちだし、色んな罠とか当たり前のように仕込まれてるので。

砂漠ステージはたしかに一癖あるけど、障害物が少ないからこそ楽しめる場合も

上記のように、砂漠に苦手意識を持っている人は割といる様子。たしかに『モンスターハンター』シリーズでも、昼と夜とで別々のドリンクを持って行かないと体力が減るというシステムもあった。

難易度が高いというか、準備が必須で、しかもそれが面倒なのが砂漠ステージの特徴なのかもしれない。「あ〜クーラードリンク忘れた〜」つって村にとんぼ帰りするのもダルい。

その代わり砂漠って見晴らしがいいから、『アーマード・コア』シリーズだと操作が楽しかった。障害物も少ないから位置取りもしやすくて、敵のミサイルも避け易かったというか。

あとせいぜい廃墟ぐらいしかないので、広々遊べる印象があったので、僕は砂漠ステージって嫌いではない。

そうだ。『モンスターファーム』も探検で出向く砂漠が結構好きで、ヘンガーのパーツやら古の鏡、黄金モモ探しが出来る日には一切トレーニングを入れなかったものである。多分あまりにあの砂漠の印象が強いから、以降も砂漠に悪いイメージがないのかも。

ああ、でも『ロマンシング サ・ガ3』のナジュ砂漠の曲も好きだったし、『ゼノギアス』のサンドマンズ島ってダンジョンも砂漠みたいなもので、あっちも印象深い。砂漠には、いい思い出がつきものという幸せな砂漠ゲーム半生を歩んできたためか、個人的に砂漠ステージには何の嫌悪感もないんだよなぁ。砂漠、最高〜!

FPSだと逆に障害物が少ない砂漠は鬼門なのか、前項でも苦情が挙がっていたけども、まあゲームのジャンルによって長所も短所になったりするよね。あなたはゲームで目にする砂漠にどんな印象を抱くだろうか。めんどくさい? ワクワクする?