次々ジュッとしたくなる「焼印」の沼にハマった…【編集部員の偏愛アイテム #11】
うっかり足を踏み入れてしまった「焼印」ワールド
こんにちは! macaroni 編集部の福田です。今週は副編集長の番だったのですが、最近、以前にも増して忙しくされているので、私がピンチヒッターを務めることになりました(笑)。急だったため、取りとめのない文章になってしまうかもしれませんがどうかお許しを~。
焼印とは、火で熱して木製品や食品に押し当てて焼き跡をつけるための金具。また、それで押した印のこと。どら焼きやあんぱんなどを買ったときに、そのお店の名前やマークが焼き付けられていますよね? アレです、アレ!
気になってちょっと検索してみたら、出てくる出てくる! スマイルや動物、季節のモチーフ、アルファベットなど種類が豊富で驚きました。わりと簡単にオーダーメイドもできるんですね~。
たくさんあるなかから「シンプルで使い勝手がよさそう!」という理由で決めたのが、星型の焼印です。電気式と直火式があったのですが、私はキャンプでも使いたいと思って直火式を選びました。
直火式タイプの焼印は、ガスコンロに直接かざして3分ほど温めて使います。いらない木の板にあてて、焼きあとが付けば準備OK。あとは焼印を付けたいものに1~2秒ずつあてるだけなのですが、これが思っていた以上に楽しいのです。そこで、私が考える焼印の魅力を3つご紹介します。
魅力その1. オリジナリティが増す
「見た目が少しさみしいかな……?」 そんなときこそ焼印の出番です。ジュッと焼き付けるだけで、あら不思議! なんだか急にオリジナリティがアップして、特別感が出るではありませんか。
見栄えをよくしたいけど、いろいろやるのは面倒くさい! という人には、焼印はとてもおすすめです。なんてったって、ジュッってするだけですからね(笑)。お弁当作りに活用されている人が多いというのも納得。卵焼きに印をつけるのもかわいいですよ。
魅力その2. 焼き付けの音がここちよい
ちょっと余談にはなりますが、焼印を押し付けると静かにジュッという音がします。これがたまりません! 私、Sっ気があるんでしょうか(笑)。いい音がしてきれいな焼印が付くと、もう最高にスッキリー! だから、次から次にジュッとしたくなってしまうんです。
魅力その3. ひと筋縄にはいかない加減のむずかしさ
ものすごく簡単にできるかのように上で述べたのですが、どんな食材にもうまく焼印を付けられるわけではありません。食材の温度や素材によって、上手にできるものとできないものがあるんです……。
夏おでんに入れたはんぺんも、じつはちょっと失敗して焼き色が薄くなってしまいました。「これはイケるでしょう~!」と思ってチャレンジしても、きれいに焼き色が付かなかったり、「この食材はどうかな~?」とおそるおそるやってみたら、意外とバッチリできたり……。うまくできる日もあればできない日もある。
でも、なかなか思うとおりにはいかないからこそ、上手にできたときはすごくうれしいんです。そこが、焼印のおもしろさかなと思います。
焼印はひと手間かけることを楽しませてくれる道具
以上、私の偏愛アイテム「焼印」を紹介させていただきました。
共働きの家庭が増えているなか時短メニューやラクな料理が注目されがちです。便利な家電や調理器具もどんどん増えています。
私自身もそういったものに頼りきりになっている毎日ですが、ちょっとした遊び心や料理を作ることの楽しさはいつも忘れずにいたい。焼印を手に入れてから、そんなことをふと感じました。
なくてもいい道具ではあるけれど、焼印は私に、ひと手間かけることの楽しさを思い出させてくれたように思います。今年の七夕はこの星型の焼印を駆使して、息子が喜んでくれるような七夕ごはんを作ろうかな。