2年ぶりの学力テスト コロナ禍の影響も調査
小学6年生と中学3年生を対象とした文部科学省の全国学力テストと小学4年生と5年生、それに中学2年生を対象とした栃木県独自の学力テストが27日、2年ぶりに行われました。
去年は新型コロナウイルスの感染拡大で一斉休校となった影響で全国学力テストと県独自の学力テストの実施は見送られ、今年は2年ぶりに行われました。
例年4月の実施ですが、新型コロナウイルスの影響で5月の実施となりました。
全国学力テストは全国でおよそ208万2千人、県内ではおよそ3万3千人が対象になりました。
13回目となる今回は例年と同様に、国語と算数・数学の2教科が実施されました。
一方、今回で7回目となる県独自の学力テスト、とちぎっ子学習状況調査にはおよそ4万8千人が臨みました。
小学生のテストは国語、算数、理科の3教科、中学生のテストは、国語、社会、数学、理科、英語の5教科で前の学年の学習内容の範囲まで出題されました。
また、いずれのテストでも学習意欲や家庭学習の質問項目に加えて、学習状況などについて聞くアンケート調査が行われますが、今回はコロナ禍で学習面への影響が出ていないかなど新しい生活様式を考慮した質問があったということです。
テストの結果は8月に公表される予定で、県教育委員会ではテストやアンケートの結果をもとに今後の学習指導の向上やコロナ禍の学習内容などに役立てる方針です。