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キヤノンマーケティングジャパン株式会社(以下、キヤノンMJ)は、公共施設や店舗において、キヤノン独自のクラウド映像解析技術とネットワークカメラを活用し、密集回避を支援する「AI密集アラート」を2021年4月下旬より提供することを発表した。

●AI密集アラートとは

AI密集アラートはネットワークカメラで撮影した対象エリアの混雑状況を施設運営者へリアルタイムにメールで通知することで、施設利用者を誘導するなど迅速な密集回避策の実施を可能にする。さらにタブレットからサイネージ表示することで、施設利用者に対して混雑時間を避けた来場を促し密集回避を促進する。



2.小規模から千人程度の大規模施設まで検知可能なキヤノン独自の映像解析技術:

キヤノンはこれまでカメラで培った顔検出技術に用いるAIのディープラーニング技術をベースに、体の重なりや顔の向きなどの影響を受けやすい密集度が高い状況下においても、人物を検出する映像解析技術を開発してきた。今回、ディープラーニングにより人の頭部を検出し人数を高精度でカウントするとともに、高速化も両立し、小規模から千人程度の大規模施設までのあらゆる場面で密集における人数を検知する。

3.手軽に導入可能なクラウドサービスで拡張も簡単:

録画装置を必要としないクラウド型録画サービスのため、導入が容易で、初期費用や設置スペース、メンテナンスの負荷を軽減できる。また、基本となるクラウド型録画サービス「VisualStage Type-S」、“AI密集アラート“はともに月額定額サービスで、導入後の拡張も簡単。

●主な利用想定シーン

1.役所など公共施設において:

窓口の混雑状況をタブレットからサイネージ表示し、施設利用者に対し混雑時間を避けた来館を促し密集回避を促進する。また災害発生時には、避難所の混雑状況を可視化し施設管理者にメール通知することで、避難者の誘導などスムーズな対応を支援する。

2.飲食店や商業施設のフードコートにおいて:

店内の混雑状況をタブレットからサイネージ表示し、施設利用者に自発的な密集回避を促す。施設管理者は誘導スタッフの配置や、入場制限を行うなど密集回避策をとることが可能。

3.オフィスにおいて:

会議室や食堂などの混雑状況をPCやタブレットからサイネージ表示し可視化することにより、社員が密集を避ける行動をとることができる。

4.病院や介護施設において:

病院の待合室や、介護施設の共有スペースの混雑状況を管理者が把握し、利用者を誘導するなどの対策を行うことができる。

(山田 航也)