やさしい味わい。シンプルな「麦とろご飯」の作り方とポイント

だし風味。麦とろご飯(調理時間:15分)

麦ご飯にとろろをたっぷりかける、シンプルな麦とろご飯です。とろろにだし汁としょうゆ、味噌を混ぜて、コクを出すのがポイント。さまざまな肉料理や魚料理と合うので、普段の献立作りにお役立てください。

おいしく作るコツ・ポイント

使用する芋の種類

ととろは、山芋(いちょう芋、つくね芋、自然薯など)や、長芋で作ることができます。山芋で作るとろろは粘りがあって濃厚な味わいに、長芋で作るとろろはあっさり食べやすい仕上がりが特徴。

お好みの粘り気になるよう、だし汁の量を調整すれば、どちらで作ってもおいしいとろろになりますよ。

すり鉢がない場合

とろろをすり鉢とすりこぎでする理由は、粘りを強くし、なめらかな舌触りにするためです。すり鉢がない場合は、おろし金やおろし器ですりおろしてから、ボウルでよく混ぜましょう。

目の細かいおろし金で、力を入れずにすりおろせば、なめらかな食感になります。また、適当な大きさに切った山芋(長芋)を、ミキサーやフードプロセッサーにかけるだけでもOKです。

材料(2人分)

・麦ご飯……300~350g (米2合、押麦50g、水300ccで通常通り炊飯したもの)
・山芋(長芋)……150g
・だし汁……80~150cc(水150ccに顆粒だしの素小さじ1/2杯を混ぜたもの)
・しょうゆ……小さじ1杯
・味噌……小さじ1/2杯
・青のり……適量

※だし汁に量は、使用する山芋や長芋の粘度によって調整してください。

下ごしらえ

・山芋(長芋)の皮をむく

作り方

1. 山芋をすりおろす

山芋をすり鉢やおろし金でやさしくすりおろします。

2. 調味料とだし汁を加える

調味料を入れ、だし汁を少しずつ加えながら混ぜます。お好みの粘りになるようにだし汁の量を調整します。

3. なめらかになるまで混ぜる

なめらかになって粘りが出てくるまで、すり鉢とすりこぎで混ぜます。小さなすり鉢を使用する場合は、数回に分けてすります。最後に味見をして物足りなければ、塩(分量外)を適量加えます。

4. 麦ご飯にかけて青のりをふる

麦ご飯にとろろをかけ、青のりをふって完成です。

マグロと卵黄で!麦とろご飯のおすすめアレンジ

麦とろご飯に、マグロと卵黄をトッピングすれば、豪華な山かけ丼の完成です!お刺身のマグロでも、漬けマグロでもおいしくいただけます。お好みで、大葉やわさび、刻みのりをトッピングするのがおすすめ。

麦とろご飯の素朴な味わいに癒されましょう

プチプチ食感が楽しい麦ご飯と、粘りのあるとろろの組み合わせは絶妙!麦とろご飯を揚げ物や肉料理と合わせると、おかずの味わいを引き立て、煮物や魚料理と合わせると、献立のバランスを取ってくれます。

メインのおかずがなくても、麦とろご飯とお味噌汁だけあれば、素朴さが染みる食事を楽しむことができますよ。麦とろご飯を普段の献立に活用して、癒される食卓を作りましょう。