城や前園、中田を擁し、28年ぶりに五輪本大会に出場した日本。(C)Getty Images

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 元日本代表FWの城彰二氏が3月24日、自身のYouTubeチャンネル『JOチャンネル』を更新。日韓戦の舞台裏を激白している。

 現在45歳の城氏が今回振り返ったのは、セントラル方式で開催されたアトランタ五輪・アジア予選、決勝(●1-2)のことだ。当時のU-23日本代表はキャプテン前園真聖(横浜フリューゲルス)に、川口能活(横浜マリノス)、中田英寿(ベルマーレ平塚)ら個性豊かなメンバーが顔を揃えた。

 前評判は決して高くはなかったが、西野朗監督のもと、ヤングジャパンは躍動。勝利を重ね、ついに準決勝ではアジア最強のサウジアラビアを前園の2ゴールで撃破。28年ぶりに本大会出場への扉をこじ開けた。そして両者出場権を確保し迎えた、韓国とのファイナルだ。

 ただ、城氏いわく選手たちにとって、日韓戦への思い入れは特になかったという。

「すごくメディアも色々取り上げてくれるけど、あんまり俺たち選手は韓国に対して、強い思い入れは実はない。だってリーグでも一緒にプレーしている選手もいるし。歴史とかを紐解いていくと色んな問題があったんだけど。だけど、やっぱり韓国の人からすると、日韓戦となると目の色が違うというか、本当にすごい激しく戦ってくる。それに感化されて俺たちも『じゃあ負けねえぞ』って感じで熱くなるのが日韓戦」

 そんな隣国との一戦。日本は先制を許すも、城が豪快なオーバヘッドを炸裂させ、一時同点に追いつく。本人はこの衝撃弾については「狙ったわけではない」と振り返る。

「タッチラインにボールが出たら(中田)ヒデがボールをすぐに持って、『城!城!早く行くぞ』って。1回出て相手がちょっと小休憩になりかけたところをヒデが察知して、パーンって(スローインを)投げた。それでボールが来てトラップしたら、ちょっとミスしたのよ。本当は軽く落とそうと思ったら、ポーンって浮いちゃって。やばいと思った瞬間に自然と身体がそのまま動いた。そしたらニアサイドの本当ギリギリのところにスポーンて」

 試合中での特に印象的な出来事には、決勝点となる2失点目を喫してしまった直後、温厚な指揮官が見せた激変ぶりを挙げた。
 
「ゴール決めた後、チェ・ヨンスがボールを日本ベンチの方にバーンて蹴った。そしたら西野さんが『ふざけんじゃねえ』って激昂。西野さんがあんな怒ったのは初めて見た。ピッチから見てももう真っ赤になって。あれはやるせなかったんだろうね」

 さらに、城氏は追加エピソードとして1998年のダイナスティカップでの日韓戦(○2-1)にも言及。後に横浜F・マリノスでチーメイトとなるユ・サンチョルとの秘話も明かした。