ホンダ、「Dio110」をフルモデルチェンジ 2月25日発売
ホンダは29日、スクーターモデル「Dio110」のフルモデルチェンジを発表した。エンジンやフレームを中心に新設計して本格的にグレードアップし、2月25日に発売予定となる。手軽に乗れるホンダの人気スクーターに注目が集まりそうだ。
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ホンダの人気スクーターシリーズであるDioは、1988年に登場。Dio110は排気量110ccクラスの派生モデルとして、2011年に登場した。同年にグッドデザイン賞を受賞したこともあり、発売当初から性能や使いやすさが評価されている。今回登場するのは3代目となり、ホンダはエンジンやフレームを中心に、デザインを全面的に見直すことで新しい魅力をアピールする狙いだ。
エンジンは新設計の「eSP」で、レベルアップした燃焼効率が特徴的。その理由はコンパクト化した燃焼室にある。圧縮比を高めながらサイズを適性化することにより、トルク向上から軽快な走りを期待できる。さらにダブルコグベルトの追加による低燃費化もポイントだ。ガソリン代がかさむことが気になる人にとっても、安心できるだろう。
新設計フレーム「eSAF」は、高校生活で軽量化により、コントロール性能が高まった。加工精度に優れたプレス成型を行い、骨格の溶接にはレーザーを使用。フレームは縦方向からの外力に強く、路面の衝撃を吸収しやすいサスペンション構成につながっている。乗り心地もコントロールも理想に近づいた1台なら、初めてバイクに乗る人にも選びやすいのではないか。
Honda SMART Keyシステムにも対応した。メインスイッチノブの解施錠が、スマートキーの取り出しなしで行えることがメリット。メーターには、低燃費走行を助けるECOインジケーターや、走行距離などの運転情報が分かる液晶ディスプレイを採用している。
エクステリアのスタイリングは、アクティブなボディラインが特徴。フロアステップやマフラーカバーの幾何学模様でおしゃれ感も演出している。洗練されたビジュアルが、全国のバイクユーザーから注目を受けるだろう。メーカー希望小売価格は24万2,000円〜24万5,300円。