ビジャレアルMF久保建英(写真左)【写真:Getty Images】

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EL5試合連続で先発出場するも途中交代 チュクウェゼが右に入ってからチームは勝利

 ビジャレアルの日本代表MF久保建英は、現地時間3日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第5節スィヴァススポル(トルコ)戦で大会5試合連続のスタメンとなったが、1-0と勝利したチームのなかで目に見えた結果を残せなかった。

 スペイン紙は無念の途中交代について、「エメリはクボに警告を促した」と報じている。

 ELで5戦連続の先発出場となった久保は、ホームで行われた第1節スィヴァススポル戦で1ゴール2アシストをマーク。アウェーでの再戦となった今節は、4-1-4-1システムの右サイドに入り、ポジションの被るナイジェリア代表MFサムエル・チュクウェゼは左サイドへとコンバートされた。

 しかし、久保は見せ場を作ることなくシュート本数も0のまま後半13分に途中交代となった。ビジャレアルはチュクウェゼを本来の右サイドへと戻してからパフォーマンスが活性化し、後半30分に決勝ゴールを奪取。この日の勝利により、ビジャレアルは最終節を残してグループステージ首位突破を決めた。

 スペイン紙「AS」は、久保に対して星一つ(満点は星三つ)を付け、「クボは能力発揮にまで至らず、目を引く技術的なディテールの機会を披露する機会は散発的で限られていた。一度もほかとの違いを見せず、相手ライン間に入ってのプレーを終えることがなかった」と厳しい評価を下した。

 また、スペイン紙「マルカ紙」は「エメリは57分までにほとんど動きを見せなかったタケ・クボに警告を促した」として、ウナイ・エメリ監督が最初の交代に久保を選んだことを伝えている。

 リーグ戦でベンチスタートが続くなか、ELでスタメンのチャンスを与えられたが、モノにできなかったことで現地では厳しい評価となっている。(Football ZONE web編集部)