※写真は当社HPより

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 (株)ヴォーノテーブルコーポレーション(TDB企業コード:602001747、資本金2000万円、登記面=東京都港区新橋2-16-1、代表岩田圭規氏)は、11月13日に東京地裁へ自己破産を申請した。
 
 申請代理人は樋口收弁護士(東京都港区赤坂2-11-7、敬和綜合法律事務所、電話03-3560-5051)ほか1名。

 当社は、2010年(平成22年)10月に設立。「ステーキハンバーグ&サラダバー けん」を全盛期には260店舗運営していた(株)MFS(旧:エムグラント・フードサービス、TDB企業コード:989429669、渋谷区)の関係会社として、(株)ル・クール(TDB企業コード:401595731、愛知県、2018年8月任意整理)が東海地方で展開していたオーダーイタリアンビュッフェ「ヴォーノ・イタリア」を東日本エリアで直営4店舗、フランチャイズ店10店舗運営・管理していた。同店は50種類以上のピザがオーダー形式で食べ放題、時間無制限であるのが特徴で、そのほか「肉寿司」、「アメリカンBBQガーデン」などの業態でもFC展開を行っていた。2019年9月期には年売上高約5億5000万円を計上していた。

 しかし、(株)MFSが2019年7月に主力事業の「ステーキハンバーグ&サラダバー けん」を名古屋市に本社を置く飲食店運営・コンサルティング会社へ譲渡。現商号へ変更のうえ、今年2月には事業を停止し、3月16日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けたことで信用が収縮。
 そうしたなか、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて大幅に業績が悪化。4月には実質的に営業活動を停止し、一部の店舗を譲渡、7月21日には債務整理手続きに入っていた。

 負債は、債権者約200名に対し約2億8000万円。

 なお、「ヴォーノ・イタリア」の店舗は別会社によって現在も営業を継続している。