グラスやプラモデルの箱、本の山の中を冒険する「小さな探検家」が、ツイッターで注目を集めている。


ワクワクする(画像は依田四十郎(@yorita3)さんから、編集部で加工)

こちらはツイッターユーザーの依田四十郎さんが2020年10月28日に投稿したもの。画像とともに

「探検家フィギュアを色んなところに置いて撮るの楽しいな〜これ!」

と呟いている。手のひらサイズのフィギュアが、並んだグラスや積まれたプラモデルの箱、書斎にある本の間に立っている。手にランプを持ちリュックを背負う姿は、まさに探検家だ。

探検家が訪れたのは、画像左から順に「ガラスの森」「積みプラの洞窟」「積ん読の谷」...、投稿者はそう表現している。

人型の小さなフィギュアが食器や玩具、書籍の大きさを際立たせ、まるでジオラマの世界である。この写真を見た他のユーザーからも、ツイッターに

「素敵!大冒険の予感しかないですね!」
「全てにドラマが見えて素敵っす!」
「これは素晴らしい...絵になるし、ストーリーを感じますね」

といった反応が寄せられている。

Jタウンネット編集部は、投稿者の依田四十郎さんに詳細を聞いてみた。

イメージは「借りぐらしのアリエッティ」のお父さん

依田四十郎さんは、40代男性でITエンジニア。プラモデルやジオラマを作ることが好きで「生活に溶け込めるジオラマを」をスローガンに活動をしているという。

ジブリ映画「借りぐらしのアリエッティ」が好きで、フィギュアは小人であるアリエッティのお父さんをイメージしたそうだ。

「(アリエッティの)お父さんが自分(=依田さん)の積ん読や積みプラモデルの山の中を探検する姿は何だかワクワクする、というコンセプトで撮影しました」


手にはライトが!

「探検」の場所は自宅だそうで、書斎やキッチンなどで10月28日の夜中に撮影したという。小型フィギュアは既存製品のパーツを組み合わせて作り、手に持っているライトには「砲弾型LED」を使っているそうだ。

暮らしの中にフィギュアが馴染むよう飾るのは「なかなかハードルが高い」と依田さん。だがグラスやプラモデルの箱、書籍を探検家のライトが照らす様はカッコよく、不思議なリアリティを感じるほどだ。

思わず心躍る写真に反響は大きい。そうした反応について彼は「とても嬉しいです」とし、

「ジオラマを作るときも自分がワクワクすること、というのを念頭に置いて製作しているので、ワクワクポイントに共感していただけるのは非常に嬉しいです。これからもワクワクする作品を作り続けたいです」

と述べた。