【海外発!Breaking News】油まみれの子イルカを必死に助けようとする母イルカ モーリシャス島で捉えた悲しい映像<動画あり>
日本の船が座礁し周辺環境に甚大な被害を与えているモーリシャス島で、船から流出した油にまみれた子イルカを必死に助けようとする母イルカの様子が地元漁師により撮影された。最終的に母子ともに死んでしまったという。『Daily Star』『ARY News』などが伝えている。
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アフリカ大陸の東、インド洋に位置するモーリシャス島において先月25日、日本の会社が所有する貨物船「わかしお」が座礁した。その結果、船が積載していた約4000トンの燃料油のうち約1000トンが流出し、モーリシャスの美しい海を汚染している。
この事故を受けて地元の漁師ヤズフィア・ヒーニャさん(Yasfeer Heenaye、31)は、燃料の油が流出した地域に住むイルカを助けようとした際に遭遇した親子イルカの様子を撮影した。
動画では油まみれでほとんど動かない子イルカの周りを母イルカが泳ぎ、鼻先で沈みそうな子イルカを突いて必死に泳がせようとしている。母イルカも油にまみれ苦しんでいる中で懸命に我が子を救おうとするが、動画の後半では力なく横たわって海面に浮く子イルカの様子が映る。この動画が撮影された後、母と子ともに死亡が確認されたという。
撮影していたヤズフィアさんは、「この光景を見た時、涙が出ました。私も幼い娘を持つ親です。母イルカが我が子を助けようと懸命な姿を見るのは本当に辛かった」と当時の心境を語っている。
今月28日の朝、浅瀬で200頭ほど見かけたイルカのうち25〜30頭のイルカが死んでいるのを見つけたヤズフィアさんは「傷ついたイルカもいれば、死んでしまいただ海面に浮いているイルカもいました」と話している。
漁師らはサンゴ礁のある浅瀬にいるイルカたちを、音を立てたりして燃料油の影響がない沖の方へ誘導した。しかしこれまでに約40頭のイルカの死体が確認されており、そのうち38頭は砂浜に打ち上げられていたという。
モーリシャス島では現在も流出した燃料油の除去活動が続いている。
画像は『ARY News 2020年8月28日付「Dying mother dolphin struggles to save baby in Mauritius lagoon after oil spill」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)
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アフリカ大陸の東、インド洋に位置するモーリシャス島において先月25日、日本の会社が所有する貨物船「わかしお」が座礁した。その結果、船が積載していた約4000トンの燃料油のうち約1000トンが流出し、モーリシャスの美しい海を汚染している。
動画では油まみれでほとんど動かない子イルカの周りを母イルカが泳ぎ、鼻先で沈みそうな子イルカを突いて必死に泳がせようとしている。母イルカも油にまみれ苦しんでいる中で懸命に我が子を救おうとするが、動画の後半では力なく横たわって海面に浮く子イルカの様子が映る。この動画が撮影された後、母と子ともに死亡が確認されたという。
撮影していたヤズフィアさんは、「この光景を見た時、涙が出ました。私も幼い娘を持つ親です。母イルカが我が子を助けようと懸命な姿を見るのは本当に辛かった」と当時の心境を語っている。
今月28日の朝、浅瀬で200頭ほど見かけたイルカのうち25〜30頭のイルカが死んでいるのを見つけたヤズフィアさんは「傷ついたイルカもいれば、死んでしまいただ海面に浮いているイルカもいました」と話している。
漁師らはサンゴ礁のある浅瀬にいるイルカたちを、音を立てたりして燃料油の影響がない沖の方へ誘導した。しかしこれまでに約40頭のイルカの死体が確認されており、そのうち38頭は砂浜に打ち上げられていたという。
モーリシャス島では現在も流出した燃料油の除去活動が続いている。
画像は『ARY News 2020年8月28日付「Dying mother dolphin struggles to save baby in Mauritius lagoon after oil spill」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)