エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

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投球再開まで4〜6週間、60試合の短期シーズン中の復帰は望み薄

 エンゼルスは3日(日本時間4日)、大谷翔平投手が右屈曲回内筋群の損傷と診断されたと発表した。大谷は2日(同3日)のアストロズ戦に先発したが、50球で降板。右腕の違和感を訴えて、MRI検査を受けていた。投球再開まで4〜6週間を要する見込みで、今季中の投手復帰は困難とみられる。これに対してファンからは「投手は辞めて打者に専念すべきかもしれない」「正直、もっと悪い結果になっていた可能性もあった」など、様々な意見が寄せられた。

 2018年に右肘靱帯を損傷した大谷は、同年にトミー・ジョン手術を受け、今季2年ぶりのメジャー登板を果たしたばかりだった。復帰2戦目にして、右腕をまさかの再負傷。ビリー・エプラーGMによれば投球再開まで4〜6週間を要する見込みで、それまでは打者として試合に出場する。

 今季は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、レギュラーシーズンは60試合に短縮。エンゼルスの最終戦は9月27日(同28日)のドジャース戦となっており、大谷の今季中の投手復帰は難しい状況となっている。

 球団公式ツイッターが大谷の診断結果について報告すると、26歳二刀流の様子を気に掛けるファンからコメントが数多く寄せられた。

エンゼルスの投手陣はどうなってるんだ? 毎年誰かが腕を怪我する。こんなの偶然なんかじゃない!」

「投手は辞めて打者に専念すべきかもしれない」

「正直、もっと悪い結果になっていた可能性もあった」

「こうなることは開幕時に分かっていたこと。わずか10試合で怪我するなんて」

「今季は投げるべきじゃなかったんだ。捨てシーズンなんだから」

エンゼルスファンじゃないけど、彼は打者に専念させるべきだ」

「2021年が最後のチャンスだな」

「早く良くなって!」

 大谷の状態を心配する声とともに、再び二刀流に疑問を投げかける声も多く、その多くは「打者に専念した方がいい」というものだった。大谷自身が望むところではないだろうが、ファンはもちろんメディアも含め、二刀流の是非についての議論が再燃しそうだ。(Full-Count編集部)