ロナウジーニョのラストパスから、ジュリが決勝点を決めた(写真:EFE)
18日の欧州チャンピオンズリーグ準決勝1stレグ、ミラン対バルセロナの一戦は、敵地に乗り込んだバルサが、後半にジュリの挙げたゴールを守りきり1−0で先勝した。

試合は序盤、ホームで戦うミランが中盤から前線まで激しいプレッシャーをかけゲームを支配。しかし前半14分のジラルディーノのシュートはポストに、続く15分のシェフチェンコのヘディングシュートはGKビクトル・バルデスに阻まれ、得点チャンスを生かせない。

一方、前半を引き気味に戦ったバルサは後半11分、ロナウジーニョが相手DFを引きつけながらDFラインの裏へ絶妙な浮き球パスを供給すると、ペナルティエリア内やや左サイドに走りこんだジュリが角度のないところから豪快なハーフボレー。これがミランGKジダの守るゴールネットに突き刺さって貴重な先制ゴールをマークした。

その後は、両者一進一退の攻防が続くもスコアは動かず、そのままバルサが逃げ切った。敵地で貴重な勝利を収めたバルサは、決勝進出に大きく前進。一方、ホームでの第1戦を落としたミランは背水の陣で26日に行われる第2戦、カンプ・ノウでの戦いに臨むことになる。