紅白戦に登板したエンゼルス・大谷翔平【写真提供:ロサンゼルス・エンゼルス】

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18年10月の右肘トミー・ジョン手術後初のマウンド

 エンゼルス大谷翔平投手は7日(日本時間8日)、本拠地で行われた変則ルールの紅白戦に先発登板。初回は2四球などで1死一、三塁とし、18球を投げたところで一時降板。2イニング目は連続四球からタイムリーを浴びた。

 大谷は1回裏からマウンドに上がった。先頭・ラステラへストレートの四球を与え、二盗と暴投で無死三塁のピンチを招いた。2番・シモンズをフルカウントから空振り三振。レンドンにも四球を与え、続くプホルスに2ボール1ストライクとしたところで一時降板した。球数は18球だった。

 2イニング目はプホルス、スタッシーと連続四球を与え、無死一、二塁からラステラに右前適時打を許した。再び無死一、二塁としたところで一時降板。球数は33球だった。

 試合で登板したのは2018年9月2日(同3日)の敵地・アストロズ戦で先発して以来674日ぶり。同年10月に右肘手術を受けて以来、初のマウンドだった。試合前、マドン監督は紅白戦で大谷に期待することは何かを報道陣に問われ「彼が投げ終わったときに体に問題が無いということ。それに尽きる。現在選手たちのプレーをみる際、私は高い期待を持っているわけではない。何かに対して気持ちが過度に高ぶることはない」と話していた。(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)