窮地に立たされているメッシーナ(写真:EFE)
残り5試合となった今季のセリエA。優勝の行方はユベントスで間違いない状況だが、ここにきて恒例の“残留争い”が過熱している。今季から“プレイオフ”を廃止したセリエA、勝ち点が並んだ場合の優先順位は?直接対決の結果?直接対決での得失点差?全試合での得失点差?全試合での総得点?抽選となっている。

第33節終了時点で勝ち点16(2勝21敗10分け)のトレビゾはB落ちが決定している。また同24のレッチェもB落ち濃厚となっている。残り「1」枠を避けるためメッシーナ(31)、カリアリ(33)、レッジーナ(35)、ウディネーゼ(35)、エンポリ(36)、シエナ(36)の6チームが必死にもがいている。

「自分がトドメを刺す」事を極端に嫌うイタリア人気質を考慮すると、最終節はぜひともホームで行いたいところ。最終戦も含め、アウェイで3試合を残すメッシーナがトレビゾ、レッチェとともにB落ち濃厚と言わざるを得ない。