快適テレワークの強い味方 外部ディスプレイ! その選び方のポイントとは

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ノートPCでの作業中、画面が小さく文字が読みづらい、写真を拡大せずにチェックしたいと思ったことは誰しもあるでしょう。

コロナ禍の最近では、テレワークの推奨により、個人所有のノートPCや、会社から貸与されたノートPCを利用して在宅で仕事をしている人が増えています。

ノートPCは持ち運びもできて家のどこでも使えるので便利なのですが、画面サイズは小さく、慣れないテレワークと相まって仕事の効率や視認性の低下で悩んでいる人も多いと聞きます。

そこでオススメしたいのが「外部ディスプレイ」です。

外部ディスプレイは、
パソコン用モニターや液晶ディスプレイなど呼び名は様々ですが、ノートPCでもデスクトップPCのような大画面を利用することが可能となります。

外部ディスプレイは性能や価格も様々あります。
実際どれを買ったらいいかわからない。
筆者自身もこの数カ月、周りから相談されて説明することが何度もありました。

そこで今回は、外部ディスプレイの選び方を解説していきます。


○何インチを買ったらいいか?



外部ディスプレイを選ぶ際、もっとも多い質問が「サイズ」です。

外部ディスプレイには、21インチや27インチ、大型なものならば40インチを超える大画面テレビのようなサイズまであります。

一般的にオフィスのデスクなどで設置されているものは「21インチ」から「24インチ」で、横長のワイド液晶が主流です。
自宅用のディスプレイを選ぶ際も、21インチから24インチを選んでおけば、
「いつも使っているサイズ感」で利用できます。

また21インチから27インチまでのサイズの多くは、ディスプレイ解像度が「フルHD」で、ノートPCの画面と表示領域は同じなので、文字の表示も大きくなるため操作感や視認性も向上します。

迷った際には、21インチから27インチのフルHDの外部ディスプレイを選べば、かなり使い勝手がよくなるはずです。


○パソコンとの接続方法に注意



外部ディスプレイ選びで特に注意したいのが「パソコンとの接続方法」です。

会社でもプロジェクターに繋ごうとした際
・パソコンとプロジェクターの接続端子があわない
・繋いだけれど画質があまりよくない
こういったトラブルがあります。
パソコンから映像を外部に出す際には、いくつかの端子の形状や方式がある点には注意が必要です。




少し前まで主流だったのが「アナログRGB」です。
形状は台形で、中に穴がいくつも開いる端子です。
「D-Sub 15pin」といった呼び名もありますが、こちらで接続を行うと文字が少しぼやけてしまいます。

現在の主流は「HDMI」です。
テレビやレコーダー、ゲーム機などでもお馴染みです。
ノートPCにも映像用の端子としてHDMIは、ほぼ標準で備わっていますのでまず困ることはないと思います。
ただ安価な外部ディスプレイの中には、HDMIに非対応な製品のもあるため、必ず商品説明などでHDMIの有無を確認するようにしましょう。


○1万円と2万円どっちのディスプレイを選ぶべき?



例えば、同じ21インチのディスプレイでも1万円で買える製品、2万円を超える倍以上の価格の製品が存在しています。

これはテレビと同じで、価格の高いものの方がより画質面や機能に優れています。
しかしこのサイズでの多くの場合、
「ゲーム画面がなめらかに表示できる」
といった仕事用途ではあまり関係のない付加価値がほとんどです。




また、より安価な選択肢としては中古の外部ディスプレイを選ぶ方法もあります。
元値は1万円〜3万円程度で売られていた外部ディスプレイも、中古品であれば数千円で購入することも可能です。

テレワーク環境に必要最低限の投資を行い快適に利用できる手段として、外部ディスプレイの追加はオススメですし、外部ディスプレイ選びとしては
・サイズ
・接続端子
これを確認し、新品・中古問わず条件に合う安価な製品を選べば、まず間違いない買い物ができるでしょう。


執筆 迎 悟