乾が、那須氏のYouTubeチャンネルに登場し、これまでのサッカー人生での貴重な裏話を明かした。(C)Getty Images

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 昨シーズン、ヴィッセル神戸で現役を引退した那須大亮氏が自身のYouTubeアカウントを更新。スペイン・エイバルに所属するMF乾貴士のサッカーキャリアに迫ったリモート対談動画を投稿した。

 現在22万人を超えるチャンネル登録者数を誇る那須氏のYouTubeチャンネルに招かれた乾は、サッカーを始めた小学生時代から現在までについて、細部に渡り語っている。

 最初に小学生時代について聞かれると、「たぶん凄いやんちゃだった」と告白。その後、地元・滋賀の街クラブ、セゾンFCから野洲高に進学した乾は、2005年の全国高校サッカー選手権大会では当時2年生ながら、得意のドリブルを武器に躍動し初優勝に貢献した。その高校時代の恩師との出会いについても述べている。

 またJクラブからのオファーは、横浜、FC東京、京都の3クラブからあったとし、「一度FC東京に決めた時もあったんですけど、(横浜に)練習参加したときにマツ(松田直樹)さんに『また来いよ』とか、話しかけてもらったので、その印象が俺の中で強くて行きたいなと思いました」とプロ1年目のクラブを横浜に決めた経緯も話している。
 
 さらに、海外挑戦に関する貴重な裏話も激白。ドイツ・ボーフムからスペイン・エイバルに移籍する際には、「(エイバルは)お金がないチームだったので、日本でいう4000万しか払えなかった。代理人も頑張ってくれたのと、俺も監督に直接言いに行ったりして、お金はいらんから俺の給料を移籍金に乗っけてくれって言った」と給料を減らしてでも、スペインでのプレーを望んでいたことを明かした。

 そのほかにも、海外での苦悩や、スペインの選手層の厚さ、ロシア・ワールドカップについてなど、興味深い話が盛りだくさんの内容となっている。動画の最後に那須氏が今後の目標を問うと、「まだスペインで契約が残っているので、そこでしっかり試合に出続けることと、いまスペインで120か130くらい試合に出てるので、200いきたいなと思っています!」と力強く語った。

 那須氏のチャンネルにはこれまで、アンドレス・イニエスタ、長友佑都、遠藤保仁など様々な大物選手が登場。サッカーファンにはたまらないコンテンツとなっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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