新型コロナウィルスの蔓延に伴い、非常に制限された状況下での調整を行っている、1.FCウニオン・ベルリン。対人戦も許されない中だが、それでも再びボールを触っての練習に、ケヴェン・シュロッターベックも明るい表情を浮かべている。

 今季よりSCフライブルクから昇格組へと武者修行に渡った期待の若手DFは、これまで退場による出場停止や靭帯損傷による離脱もあったものの、出場した15試合全てで先発出場を果たすなど充実した日々を過ごしているところであり、今夏より再びフライブルクに戻ることが見込まれているところだ。

 その一方でこれから無観客試合での再開が見込まれているリーグ戦については、「残念なことではある。ファンの前で毎週プレーできるということは本当に素晴らしいことなんだ」としながらも、「状況を受け入れて臨んでいきたい」との考えを強調した。

 同じくレンタルにて、今冬からVfLヴォルフスブルクより加入中のユヌス・マリについては、ここまでkicker採点平均4.5という内容に止まっているものの「本当に満足している」と、マネージャーのルーネルト氏はコメント。「前線のプレーが洗練されている」との評価を述べているが、しかしながらヴォルフスブルクとの契約を来季いっぱいまで残す同選手のウニオン残留は、現時点では不透明となったままだ。