これが「あの絶望感」を体験できるクリアファイル/もにゃゐずみ(@Monyaizumi)さん提供

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資料を入れると「あの絶望感」を体感できるというクリアファイルがネットで話題になっています。どんな絶望感というとですね…エクセルを使っている人であれば、すべての人が知っているあの感覚ですよ。なんと、このクリアファイル…エクセルがフリーズして「応答なし」になったときの画面が印刷されているんです。うぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃー。怖すぎてこっちがフリーズしちゃいそうです。

【写真】資料をはさむと…「保存してなかった!(号泣)」みたいな

こんなクリアファイルを投稿したのは書道家の「もにゃゐずみ」(@Monyaizumi)さんです。8日に投稿したところ、10日までに15万件以上のいいね!がついています。

クリアファイルにはみんな大好きな表計算ソフト「Microsoft Excel」の画面が。真ん中に、アプリがフリーズしたときに表示されるお馴染みのウィンドウが描かれています。くるくる回ったまま戻ってこないカーソルまで再現されていて、書類を入れると、保存できなかった感が半端ありません。これがリアルな世界で起きたことなら、手塩をかけて作成したこの書類とはまもなくお別れ…。あああああ…そんなの悪夢でしかありません!

ネットでは、「発想がすごい」「こういうのめちゃくちゃ好き」といった声のほか、「やぁめぇえてええぇ(絶望)」「やだ!死にたい」「見るだけで背筋がぞわぞわします」「デン!って音が聞こえてきそうです」と、記憶に染み付いた「絶望感」を思い起こす人が続出。「いきなりアプデ開始バージョンも」と、より面倒な状況を作ってみてはと提案する人もいました。

作成したもにゃゐずみさんに聞きました。

   ◇   ◇

―単刀直入に、なぜこのようなものを作られようと思ったのでしょうか。

「単純に自分がほしいと思ったからです!フリーズして応答なしになったときのあの悲惨な状況を何か別のものに落とし込めたらいいなあ…というふわっとしたところから、クリアファイルの半透明具合を利用するという発想に至りました」

―このようなものを発想されるなんて、エクセルに対する強い怨念を感じます。やはりエクセルにはつらい記憶がおありですか。

「今回はみなさんに馴染みの深そうなエクセルを採用しましたが、自分の場合は表計算よりも画像や動画をいじることが多いので、Adobeの編集ソフトでこれにしょっちゅうやられてます」

―ええっ、それってエクセルよりも被害が大きそうでもっと怖いです…。ツイートでは、「確定申告の用紙」を撮影のアイテムに使われているのもみなさんの共感を誘っていましたね。

「確定申告に対する『面倒くさい』という感情は多くの方が抱いているものだと思ったので、フリーズの悲惨さを『魅せる』にはこれかなと。時期的にもぴったりだったので。それと、ある程度カラーが含まれている資料の方が、モヤがかかっている様が伝わりやすいというビジュアル面の戦略もありました」

―こちらのクリアファイルですが、どのように作られたのでしょうか。

「これは構想の段階のもので、CGです!印刷データを半透明のクリアファイルの写真に合成しました」

―ええーっ、ちょっと待って、これCGだったんですね…。実物だと勘違いしちゃうような完成度の高さで、驚きとショックで、別の意味でフリーズしそうです…。でも、とても話題になりましたね。

「投稿が広まるだけでなく、『ほしい』『買いたい』というお声がとても多かったのが嬉しかったです。実は商品化が決定し、知人のデザイナーさんご協力のもと『5月より順次発売予定』で動いています」

―あまりの急展開に私も応答が固まりがちなのですが…。でも、素敵なお話ですね!

   ◇   ◇

実はもにゃゐずみさん、以前はタピオカを表現した創作漢字を作り話題になりました。書道家の一方で、さまざまな作品を発表されています。その理由を聞いてみると…。

「意識的に生み出すものを制限しないようにしています。人の心が動く仕組みやモノは無限にあるので、これからもあらゆる可能性に挑戦していきたいです。おかげでポートフォリオには統一性がなくなり名前が「有象無象」になってしまっていますが(笑)」とのことでした。

(まいどなニュース・川上 隆宏)