神戸MFアンドレス・イニエスタ(左)と元バルサ時代同僚ハビエル・マスチェラーノ【写真:Getty Images & 高橋学】

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元バルサのマスチェラーノ、母国テレビ局の取材でイニエスタの現状を語る

 ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタJリーグで3シーズン目となる開幕に向けて、クラブのトレーニングに合流している。

 稀代のゲームメーカーにはこのオフ、将来的なアルゼンチン移籍の噂が立つなど、今でも注目度は高い。バルサのかつてのチームメートも、その現状について言及している。

 アルゼンチンのテレビ局「TyCスポーツ」のインタビューに応えたのは、元アルゼンチン代表MFハビエル・マスチェラーノだ。類稀な危機察知能力で2010年代のバルサの守備を支えるキーマンとなったマスチェラーノは現在、母国のエストゥディアンテスに所属しているが、バルサ時代の仲間について大いに語っている。

 同じアルゼンチン人であるFWリオネル・メッシについて「レオは彼が望むまでプレーするだろう」、「彼は常に自由で試合を支配している」、バルサの現状について「シーズン途中での解任は難しい事態だ。この状況を好転させるのは難題だけど、彼らの手にかかっている」と語るとともに、イニエスタについてこのように懐かしげに語っている。

イニエスタとシャビ(現アルサッド監督)からボールを奪い取ることは不可能だった。奪えそうだと思ってもね。彼らは試合を別次元で理解していたんだよ」

 このようにゲームメーク力を絶賛するとともに、アルゼンチン移籍の報道もあったイニエスタの現状についてはこのようにも語っている。

「アンドレスは日本で心地よく過ごしているようだ。ワインのビジネスも順調に進んでいるようだしね。(アルゼンチン行きの)噂が広がり始めた時に僕らも当たってみたんだけど、(移籍は)難しそうだった」

 イニエスタは日本での生活に満足し、移籍を選ぶことはなかったと明かしたマスチェラーノ。世界的名手であるイニエスタの動向には、アルゼンチンからも熱視線が注がれているようだ。(Football ZONE web編集部)