今季23得点の相手エースを完封した“ビッグマン” 絶賛の声は母国からも
2019-20シーズン、活躍の場をイングランドからイタリアへと移したことで評価が急上昇したDFがいる。マンチェスター・ユナイテッドからASローマにレンタル移籍中のクリス・スモーリングだ。
昨季マンUではあまり出番を得られず、今季から最終ラインに不安の残るローマへと貸し出されたスモーリング。レンタル元での境遇もあり、正直なところロマニスタの多くがこの30歳にはそこまで期待していなかったことだろう。しかし、スモーリングはイタリアでそのイマイチだった評価を覆し、今では空中戦や1対1での強さを武器にローマの欠かせない戦力となっている。
この試合、スルーパスに抜け出そうとするインモービレの常に先を行っていたスモーリング。ラツィオの切れ味鋭いカウンターが不発だったのは彼の努力によるところも大きかったはずだ。そんな出色のパフォーマンスを披露した長身DFには、母国であるイングランドからも称賛の声が寄せられている。
「スタディオ・オリンピコでの“ローマ・ダービー”は、間違いなくスモーリングにとって試練だったはず。しかも相手は絶好調のラツィオ。だが、このビッグマンは試合を通して堅調なパフォーマンスを披露した。失点のシーンにこそ関与したものの、あれはGKパウ・ロペスのミスと言える。彼の出来にはローマのファンも拍手喝采のはずだ」
スモーリングをこのように褒めちぎったのは英『THE Sun』だ。イングランドで思うような時間を過ごせなかったDFがイタリアで大ブレイクを果たしている姿には地元メディアも興奮を隠せない様子。手放しでラツィオ戦のスモーリングを絶賛している。
イタリアで影響力を拡大する長身CB。はたして、スモーリングは今季終了までの間に一体どこまでその評価を上げていくのだろうか。30歳にして覚醒の時を迎えた彼の姿に、すべてのロマニスタが興奮している。
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