葛飾北斎の知られざる生涯を初めて描く映画『HOKUSAI』が2020年5月に公開。ティザービジュアルが解禁となった。

代表作「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」が2020年3月に新たに刷新される新パスポートや2024年度から使用される千円札のデザインに採用されるなど、今なお愛され続ける世界的アーティスト 葛飾北斎。19世紀にヨーロッパでジャポニズムブームを巻き起こし、マネ、モネ、ゴッホ、ゴーギャンなど数々のアーティストに影響を与え、西洋近代絵画の源流となった、世界で最も有名な日本人で、米LIFE誌“この1000年で偉大な功績を残した100人”にも唯一の日本人として選ばれている。

ティザービジュアルには、葛飾北斎の代表作として知られ、海外では“THE GREAT WAVE”の呼称で愛される「冨嶽三十六景」の一図、「神奈川沖浪裏」を大胆に使用。北斎が愛用した独特の青色“北斎ブルー”を全開に強調したインパクト抜群の仕上がりになっている。また、「自由を、掴め。」、「誰もが知る“あの波”の、誕生の瞬間。」とコピーが添えられ、苦悩の青年期から恍惚の老年期まで一貫して自由を求め筆を握り、闘い続けた北斎の生き様と、今もなお色褪せることなく人々の心を掴んで離さない“あの波”が誕生する軌跡、いまだかつて描かれることのなかった葛飾北斎の知られざる物語に期待が膨らむ。

さらに、二人一役で北斎を演じる柳楽優弥と田中泯をはじめ、阿部寛、永山瑛太、玉木宏と豪華キャストが発表されていた本作。新たに瀧本美織、津田寛治、青木崇高ら実力派揃いのキャスト陣の出演が発表となった。創作活動に没頭する日々を過ごす北斎を支える妻・コトを瀧本、風紀の乱れを正すべく表現者たちを厳しく取り締まった幕府の役人 永井五右衛門を津田、北斎が晩年を過ごした小布施での生活を手助けした弟子 高井鴻山を青木が演じる。

映画『HOKUSAI』2020年5月全国ロードショー

(C)2020 HOKUSAI MOVIE

映画ランドNEWS - 映画を観に行くなら映画ランド