エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

写真拡大

カーピーノ球団社長「オオタニがプレーすることでチームもよくなる」

 エンゼルスは18日(日本時間19日)、エンゼルスタジアム近くのゴールデンロードブリュワリー(Golden Road Brewery)でファンの集いを開催した。2050年までアナハイム市を本拠地とする市議会決定採択が目前に迫る中、イベントにはエンゼルスからデニス・クール球団会長、ジョン・カーピーノ球団社長、OBレジェンドのボビー・グリッチ氏、元巨人のクライド・ライト氏、マーク・ラングストン氏が出席。来場者には大谷翔平投手のTシャツ、エンゼルスの帽子が配られ、大いに盛り上がった。

 カーピーノ球団社長は「2050年までエンゼルスがアナハイムにいられるように投票してくれることを願っている」と話し、大谷についても言及。「来年はマウンドに戻って投手としての姿を見られることを願っている。楽しみだよ。僕はショウヘイ・オオタニという選手が毎日プレーするのを見るのが好きなんだ。そしてオオタニがプレーすることでエンゼルスというチームもよくなる」と改めて強い期待を寄せた。

 カーピーノ氏はさらに大谷との契約についても触れた。球団は今春にマイク・トラウト外野手と12年総額4億3200万ドル(約473億円)の超大型契約を結び、今オフにはナショナルズからFAとなっていたアンソニー・レンドン内野手を7年総額2億4500万ドル(約265億9600万円)で獲得している。

 大谷は2020年シーズン後に年俸調停の資格を得る。来年に大型契約を結ぶ可能性が指摘される中、カーピーノ氏は「まだその会話には至っていないが、ショウヘイの契約を延長することはチームにとっても糧になるのは間違いない」と明言。契約延長の可能性を示唆した。

2017年オフにポスティングシステムを利用して日本ハムからエンゼルスに移籍した大谷。移籍1年目の昨季はメジャーの最低保証年俸である54万5000ドル(約6000万円)、今季は年俸65万ドル(約7115万円)だった。メジャーでは通常、年俸調停の資格を得る3年目のオフまで大幅な年俸増はない。(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)