櫻井翔訴えた“再始動白紙”の檄…二宮結婚で嵐のキーマンに
「二宮さんの結婚に対してコメントを出したメンバーは櫻井さんと相葉さんの2人だけ。大野さんと松本さんがコメントを出さないのは、熟慮した末の結論でした」(音楽関係者)
元フリーアナウンサーのA子さん(38)との結婚を発表した嵐の二宮和也(36)。来年末の嵐の活動休止を待たずに発表したことが、ファンの間で波紋を広げ続けている。
「正直、活動休止までファンファーストで突っ走っていくと宣言した矢先の結婚発表に『なぜ今』と納得していないファンがいるのは事実です」(スポーツ紙記者)
11月28日号の『週刊文春』では、《二宮と四人のメンバーとの間に穿たれた溝もいまだ修復できていないのが現状だ。中でもこの時期の結婚に猛反対していたのが、櫻井翔と松本潤、リーダー・大野だった》と報じている。
「結婚願望が強い二宮さんの意志は固く、確かにグループ内で一時孤立することもありました。その思いをメンバー一人一人に時間をかけて伝えてきたのですが、今回の二宮さんの結婚で、実は櫻井翔さんが嵐の“キーマン”になっているんです」(前出・音楽関係者)
櫻井が結婚した二宮に寄せたコメントはこうだ。
《この度の二宮の決断に関し、中学生の頃に出会った幼馴染みの一人としては、幸せになって欲しいと願うばかりです。より一層、嵐を全うしたいと思います》
櫻井の真意はこの短いコメントに尽きるという。
「正直、20年の歴史を見れば、今の5人の足並みに乱れが生じていることは否めません。櫻井さんには、今回の一件で5人の関係に変化が生じ、方向性の異なったメンバーたちの心を一つにまとめたいという切なる願いがある。それが“嵐を全うしたい”という言葉につながったのでしょう」(前出・音楽関係者)
松本と大野がコメントを出さないなか、相葉は違っていた。《二宮和也に幸あれ!!!!! おめでとう》と、いちばん前向きなコメントを発表したのだ。テレビ局関係者は言う。
「相葉さんは二宮さんと24年の付き合いがあり、休止後の嵐の活動再開を誰よりも望んでいるため、明るいコメントを出しました。櫻井さんは悩んだ結果、コメントを出すことに決めたのはメンバー、そしてファンへの配慮でした。一部のファンを煽らないためにもメンバー2人がコメントを出したほうが、バランスがとれるという判断だったようです。それが《嵐を全うしたい》という決意表明だったのです」
“魂の檄”を飛ばし、グループの和を取り戻すべく、櫻井は本格的に軌道修正に乗り出した。
「櫻井さんはいつもグループを冷静に客観的に見ており、メンバーに伝える言葉選びもうまい。ファンを大事にしているからこそ、二宮さんの結婚について“ファンに黙って結婚するのは卑怯”なのではという考えをメンバーの前で話したそうです。二宮さんの結婚への覚悟も尊重し、櫻井さんは最後はこのタイミングでの結婚を後押ししました。ただ、あくまで最優先されるのは活動休止までの嵐の活動であり、応援してくれているファンのこと。櫻井さんは松本さん、大野さんの嵐に対する思いも汲み、活動休止後の再始動に関してはいったん白紙に戻し、これからは余計なことを考えず来年末まで《嵐を全うする》ことで、メンバー同士の絆をもう一度強めていきたいと力説したそうです」(前出・音楽関係者)
櫻井は11月15日、会員制ファンサイトで改めてファンにこう呼びかけた。
《みんなのお陰で20周年を迎えることが出来たから。再度。“いつも必ず見てくれてるあなた”に伝えよう。(略)さあ。同じ夢を見よう。同じ。大きな夢を描こう。さあ行こう》
来春、嵐は中国・北京でのコンサート、5月には新国立競技場でのコンサートが控えている。活動休止まで5人が一枚岩となり“同じ大きな夢”を見せてくれることを願うばかりだ――。