男子生徒の制服スカート着用を許可 男女平等推進=台湾・新北の高校

学校によれば、6月末の校務会議で生徒の服装に関する規則の緩和を決めた。従来は男性は紺の長ズボン、女性は紺のスカートまたは長ズボンを着用と定められていたが、新たな規則では男女の区別が取り払われ、男女一律で「青か黒を中心にした無地の制服ズボンまたはスカート」と規定された。
学校の担当者は22日、中央社の取材に対し、同校は生徒の自主性を尊重し、新規則は男子生徒のスカート着用を奨励するものではないと説明。新規則は8月末に始まる新学期から適用されるという。
教育部学生事務及び特殊教育司の鄭乃文司長は同日、同校が校務会議によって服装規則の緩和を決め、ジェンダーに対する固定観念を打破したことを好意的に捉えるとし、学生の選択を尊重すると述べた。
(王鴻国、許秩維/編集:名切千絵)