試合後には全選手がスカッグスの背番号「45」のユニホームをマウンドに並べた【写真:Getty Images】

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エンゼルスはコール、ペーニャの継投でノーヒットノーランを達成

エンゼルス 13-0 マリナーズ(日本時間13日・アナハイム)

 12日(日本時間13日)に行われた本拠地でのマリナーズ戦で史上13度目となる継投でのノーヒットノーランを達成したエンゼルス。先発のコールが2回を無安打に封じると、3回からは2番手のペーニャが7イニングをノーヒットに封じて、急逝したタイラー・スカッグス投手の追悼試合で快挙を成し遂げた。

 初回に打者一巡の猛攻で7得点を奪ったエンゼルス。その後も打線は得点を重ねて13安打13得点。この大量リードをコール、ペーニャの2人がノーノーリレーで守りきった。選手全員がスカッグスの背番号「45」のユニホームを着用して試合に臨んだこの試合。試合後には全選手がマウンド付近で歓喜の輪を作り、ユニホームを脱ぎマウンドにそれを並べた。

 この奇跡のような、追悼試合でのノーヒットノーラン達成。翌日の7月13日がスカッグスの誕生日だったこともあり、ファンの感動を呼んだ。MLB公式ツイッターは試合後に選手たちがマウンド上に並べたユニホームを収めた1枚を公開。「ノーノーはタイラー・スカッグスの28歳の誕生日の数時間前に達成された。こんな台本は書けない。タイラーのために」と記すと、ファンからも追悼のコメントが数多く寄せられた。

「今年最高のスポーツのシーン #45」

「スポーツ史上最も素晴らしいシーンの1つ」

「美しい」

「野球の神様がいると信じる」

「忘れられない場面」

「今夜の出来事は……すごい」

「球場にいたけど……アンビリーバブルだった」

「信じられない。彼が見守ってくれているんだろう」

「なんて素晴らしい試合」

 試合開始前にはスカッグスの母デビーさんが始球式を行い、ど真ん中へのストライク投球。この驚きの1球から始まった試合は、スカッグスの“加護”すらも感じる試合となった。(Full-Count編集部)