シリーズ最高の出足!
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 先週末6月21日〜6月23日の全米ボックスオフィスランキングが発表され、ディズニー/ピクサーのアニメーション映画『トイ・ストーリー4』が興行収入1億2,090万8,065ドル(約133億円)で初登場1位に輝いた。2位のホラー映画『チャイルド・プレイ』(オープニング興収1,409万4,594ドル・約16億円)を大きく引き離し、断トツの首位デビューとなった。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル110円計算)

 ウッディとバズが『トイ・ストーリー3』のラストで、大学生になるアンディから幼稚園児のボニーのおもちゃになった後を描く同作。『トイ・ストーリー3』のオープニング興収1億1,030万7,189ドル(約121億円)を上回り、シリーズ最高の出足となった。興収1億4,000万ドル(約154億円)以上というスタジオの予想には届かなかったものの、批評家および観客から高い評価を得ており、落ちの少ない興行が期待できそうだ。

 アニメーション映画としては、『インクレディブル・ファミリー』『ファインディング・ドリー』『シュレック 3』に次いで歴代4位のオープニング興収となった。今年公開の映画としては、『アベンジャーズ/エンドゲーム』『キャプテン・マーベル』に続き3位のオープニング興収だ。ちなみに4位は『アラジン』で、トップ4をディズニー作品が独占している。

 リブート版『チャイルド・プレイ』は2位デビュー。超高性能AI人形へと進化を遂げたチャッキーが、包丁、ドローン、芝刈り機などを駆使して人間に襲い掛かる。おもちゃつながりで公開日も同じ『トイ・ストーリー4』に対する挑発ポスターの数々でも話題を呼んだが、結果は惨敗。しかし、『チャイルド・プレイ』シリーズとしては歴代最高のオープニング興収となった。

 リュック・ベッソン監督が新たな最強ヒロインを描いたR指定アクション映画『アンナ(原題) / Anna』は興収360万647ドル(約4億円)とあまり振るわなかった。

 今週は、新たな“おもちゃ”界からの刺客『アナベル 死霊博物館』や、ダニー・ボイル監督の音楽コメディードラマ『イエスタデイ』などが公開される。(編集部・市川遥)

6月21日〜6月23日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『トイ・ストーリー4』
2(初)『チャイルド・プレイ』
3(3)『アラジン』
4(1)『メン・イン・ブラック:インターナショナル』
5(2)『ペット2』
6(4)『ロケットマン』
7(8)『ジョン・ウィック:パラベラム』
8(7)『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』
9(初)『アンナ(原題) / Anna』
10(5)『X-MEN:ダーク・フェニックス』