一命をとり留めた男子大学生(画像は『自由時報 2019年3月28日付「命大!騎士摔落15公尺深溪谷 廢棄床墊保住一命」(記者王善嬿翻攝)』のスクリーンショット)

写真拡大

台湾・嘉義県中埔郷の山間で、原付バイクを運転していた男子大学生が橋の上から転落する事故が発生した。男子大学生は15メートル下の渓谷へ落ちたが、幸いなことに捨てられていたマットレスがクッション代わりになり一命をとり留めたという。『自由時報』『蘋果日報』などが伝えた。

事故があったのは27日の午後5時頃。澐水渓にかかる幽谷橋から人が落ちたと通報があり、駆けつけた警察と消防隊が橋の下の河原に倒れていた男子大学生、程さん(19歳)を救出した。程さんの横には不法投棄されたベッドのマットレスがあったという。

事故当日、程さんは同級生らと4人で原付バイクを運転し、嘉義県大埔郷から中埔郷へ向かっていた。しかし後方を走っていた程さんが追いついて来ないことに気付いた同級生らは、道を引き返して程さんを探し、幽谷橋付近で程さんのバイクを発見した。しかしそこに程さんはおらず、橋を見下ろしたところ転落した程さんの姿があり慌てて通報したそうだ。

現場は険しい山道の下り坂でカーブになっており、程さんは「曲がりきれなかった」と話している。程さんはコンクリートの防護柵にぶつかり谷に転落。ところが落下地点にたまたま廃棄されたマットレスがあり、さらにヘルメットをかぶっていたことで落下の衝撃が抑えられたようだ。

九死に一生を得るとは、まさにこのことだろう。程さんが搬送された病院側の説明によれば、軽い骨折と脳震盪を起こしていたものの命に別状はなく、すでに転院したということだ。

画像は『自由時報 2019年3月28日付「命大!騎士摔落15公尺深溪谷 廢棄床墊保住一命」(記者王善嬿翻攝)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)