台湾2店目の「ららぽーと」、日本統治時代の製糖工場跡に建設
![契約締結を喜ぶ楊瓊瓔台中副市長(左から3人目)、前台中市長の林佳龍交通部長(交通相、同2人目)ら=同市政府提供](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/e/0/e07ea_1290_2ef8ecc2_66795361-m.jpg)
ららぽーと建設予定地は、台湾鉄道の台中駅に程近い「台糖湖浜生態園区」。前身は1910(明治43)年に創立した帝国製糖の製糖工場で、戦後に台湾糖業が引き継いだものの、1990年に操業停止となった。総面積は7.7ヘクタールで、三井不動産が取得したのはこのうちの約4.3ヘクタール。1935(昭和10)年に完成した帝国製糖の台中営業所を修復・活用した文化施設「台中産業故事館」に隣接している。
三井不動産の船岡昭彦常務執行役員は、この土地には100年の歴史があり、そのことが契約締結式をより意義深いものにしたと述べたほか、ららぽーとは消費者が長時間滞在できる環境を作り出し、2000以上の就業機会を提供する見込みだと未来の構想にも言及した。
同社の台湾におけるららぽーと事業は2021年開業予定の「三井ショッピングパーク ららぽーと台湾南港(仮称)」に続く2カ所目で、北部・林口や南部・台南などで展開するアウトレット事業を含めると5カ所目となる。
(趙麗妍/編集:塚越西穂)