浦和に罰金とけん責処分 天皇杯決勝で複数違反行為

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浦和レッズは7日、日本サッカー協会(JFA)から処分を受けたことを報告した。

処分対象は昨年12月9日に埼玉スタジアム2002で行われた天皇杯決勝のベガルタ仙台戦。浦和側は主催者の無許可で、試合前日にサポーターをスタジアム内に入れたり、大型の旗をゴール裏に掲げたりしたほか、浦和のチームバスを待つサポーターの発炎筒を振りかざす行為に適切な措置をしなかった。

これらを著しい違反行為としたJFAは、浦和に対して、罰金200万円とけん責の処分を決定。浦和は決定を受け、クラブ公式サイトを通じて「今後の再発防止に向けて」と題した声明文を掲載した。

「浦和レッズは、今回の様な事案が発生しないよう、再発防止策を講じて参ります。大会主催者とのコミュニケーションを深めること等により、大会主催者と協力して観戦者や選手等試合に関わる全ての方々の安全確保に努めます。ファン・サポーターとの対話機会を今まで以上に設けてコミュニケーションを深めるとともに、ファン・サポーターに対して、施設の適切な利用等を周知徹底するよう努めます」

「なお、試合時の運営については、責任者を変更する等体制変更を行いました。また、不測の事態に備え、警備体制を強化して参ります。今回の事象のうち、発煙筒等の使用につきましては、各種法令規程に対し、絶対に違反することがないよう注意喚起を図って参ります。また、クラブスタッフに対しては、当時の競技運営担当の本部長と部長に対し厳重注意を行いました」

「本件につきましては、関係者のみなさまに多大なるご迷惑をお掛けしましたことを改めてお詫び申し上げます。浦和レッズは、『SPORTS FOR PEACE!プロジェクト〜〜〜誇りあふれるスタジアムを!』の実現に努めるとともに、浦和レッズ理念の宣言にある「サッカーを初めとするスポーツの感動や喜びを伝え、スポーツが日常にある文化を育み、次世代に向けて豊かな地域・社会を創っていく」ために全力を尽くし、引き続き安全・快適で熱気ある満員のスタジアムをつくって参ります」