iPhone XS/XS MaxにLightningケーブルで充電できない不具合? 画面オフ時発生との報告多数
iPhone XSおよびiPhone XS Maxの一部ユーザーから、Lightningケーブルで正常に充電できない場合があるとの不具合が、アップル公式のサポートフォーラムやネット掲示板Redditなどで多数報告されています。

報告によると、画面がオフ時にLightningケーブルを接続すると充電が開始されない場合があるとのこと。この症状を9台のデバイスで検証したYouTube動画が、UnboxTherapyチャンネルにて公開されています。

なお、ワイヤレス充電の不具合に関する報告は今のところ見られず、充電異常の報告はLightningケーブル経由に限られています。

正常な状態では、iPhoneをLightningケーブルで電源に接続すると、画面が点灯した上でロック画面にバッテリーインジケーターが表示されて、充電が始まります。そして今回の数々の報告に共通しているのは「画面が消灯時にケーブルを挿し込んでも何も反応せず、充電もされない」といった症状。

具体的な症状は、個体により挙動が異なります。例えば一部の個体では画面をタップするなど(「タップしてスリープ解除」設定時)して画面を点灯させてから、ケーブルを挿し直せば充電が始まる......といった症例が。

その一方で、ケーブルを挿したままでも画面を点灯させるだけで直った個体もあれば、サイドボタンを押しても反応せずスリープが解除されないという重症もあり、症状は様々のようです。

上記のUnboxTherapyが公開した動画は、iPhone Xが1台、iPhone XSを4台、iPhone XS Max 4台の計9台を使って検証したもの。iPhone Xが充電を問題なく開始している傍らで、iPhone XSのうち2台、iPhone XS Max3台がケーブルを挿しても画面が点灯されず、充電もされていない様子が確認できます。

現時点ではiPhone XS/XS Maxのハードウェアに起因しているのか、ソフトウェアの問題かは不明です。ただ、UnboxTherapy動画へのコメントでは、それ以外のiOSデバイスでも同様の問題が起きているとの声も寄せられており、iOS 12のバグによる可能性が高いとも思われます。

iOS 12は一部アプリのクラッシュ報告や、iPhone Xユーザーの一部から「画面が色あせて見える」などの報告も上がっています。撮影中に背景ボケ調節が可能になるとの噂もあるiOS 12.1の正式リリースで、諸々の問題が解決されるのかもしれません。