画像提供:株式会社 ファミリーマート

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 1890年代、イギリスで生まれた卓球は紳士淑女のスポーツだった。食後の軽い運動として、葉巻の箱とワインのコルクを丸めたもので楽しまれていたという。でも、卓球も今ではとても身近なスポーツ。温泉旅館などで、学生時代卓球部で磨いた腕を披露する方も多いだろう。

 そんな元卓球部のあなたに朗報! なんと、大都会東京のど真ん中、神保町で卓球が楽しめる。しかも舞台はコンビニだ。

 外から見ると普通のファミリーマート、しかし一歩足を踏み入れると「ピン」「ポン」と懐かしい音が聞こえてくる。売り場と卓球場はガラスで仕切られているので、お菓子を選んでたら球が飛んでくる、なんてことはないのでご安心を。

 「出店用地を探しているときに、もとはファミリーレストランだった広い土地があったんです。卓球好きのオーナーさんと話を進めているうちに、卓球場を併設してしまおうという話になったんです。都心の中で気軽に体を動かす機会ってなかなかないですが、30分700円で仕事のストレスを発散していただければと思います」(株式会社ファミリーマート 担当者)

 オフィスや専門学校が多く存在する神保町、昼休みやアフターファイブには多くのお客さんに利用されているという。

 「特にサラリーマンの方に人気で、スーツ姿でラケットを振られている姿がよく見られますね」

 愛ちゃんこと福原愛選手のオリンピックでの活躍や、第二の愛ちゃんとの呼び声高い新ヒロイン、三村優果ちゃん(5歳)の登場で、ますます盛り上がりを見せている卓球界。ここにきてファンも増えてきているようだ。

 卓球は誰にでもできる手軽なスポーツ。しかし、簡単がゆえに奥が深いというのも卓球の魅力。あなたも「サー!!」という掛け声とともに、コンビニで輝く白球を思いっきりスマッシュしてみては?(加藤克和/verb)