iOS 12で登場する使いすぎ防止機能「スクリーンタイム」が己の強さを試してくる:iPhone Tips
今秋登場のiOS 12では、設定アプリ内に「スクリーンタイム」という新機能が追加されます。iPhoneの使用状況が把握できるほか、アプリが使えなくなる時間帯や時間制限なども設定可能となり、依存度を下げる一助になるでしょう。

なお、本記事では、取材に基づく特別な許可を得た上で、iOS 12のパブリックベータ版をインストールした端末の画面を用いています。正式版として公開されるものと、一部手順が異なることもあり得ますので、ご留意ください。

スクリーンタイムを有効にしよう


まずは「設定」アプリからスクリーンタイムをオンにしましょう。ホーム画面で「設定」アプリをタップして起動し、「スクリーンタイム」を選択。「スクリーンタイムをオンにする」をタップします。あとは画面指示に従って操作しましょう。

▲「スクリーンタイム」を選択(左)。「スクリーンタイムをオンにする」をタップ(右)


▲機能についての説明が表示されるので「続ける」を(左)。ここでは「これは自分用のiPhoneです」を選びました(右)

これでスクリーンタイムが有効になりました。

スクリーンタイム画面で使用状況を確認しよう


続いて、スクリーンタイムの画面で自身の利用状況を把握してみましょう。画面上部には、「ゲーム」や「SNS」などカテゴリごとの利用時間が表示されているので、これを押しましょう。次画面では詳細なデータが表示されます。


▲赤枠のエリアをタップ(左)。時間ごとのアプリ利用状況や、アプリごとの使用時間などが確認できます(右)

同画面を下へスクロールすると、スマホを手に取った回数や、通知の頻度なども確認できます。


▲持ち上げに関する情報(左)。通知に関する情報(右)

まずはここで自分が使い過ぎているアプリのカテゴリを把握しておきましょう。

アプリの利用に制限をかける


最後に「休止時間」と「App使用時間の制限」を設定する方法をご紹介します。夜になったり、設定した制限時間をオーバーしたりすると、対象のアプリが黒くなって開けなくなります。ただし、自分のiPhoneに設定する場合には、これはあくまでも使いすぎを警告する機能として表示されるので、完全にアプリが使えなくなることはありません。


▲スクリーンタイムの画面で「休止時間」をタップ(左)。「休止時間」をオンにし、時間を設定しましょう(右)


▲同じく「App使用時間の制限」をタップ(左)。「制限を追加」を選びます(右)


▲例えば「ゲーム」「エンターテインメント」など使い過ぎているカテゴリを選択して、「追加」を(左)。制限時間を設定しましょう(右)


▲休止時間で設定した時刻が近づくなどすると、通知で予告される(左)。実際に制限がスタートするとアプリが黒く沈む(右)

黒くなったアプリをタップして起動しようとすると、「時間制限」などと表示され、アプリが起動しません。しかし、上述の通り、「制限を無視」というボタンがあるので、ここをタップすると再度アプリが使えるようになります。最終的には自分の意思の強さが試されますね。


▲暗くなったアプリをタップ(左)。アプリが起動せず、「時間制限」の画面が起動した(右)


▲「制限を無視」をを選ぶと......(左)。「15分後に再通知」と「今日は制限を無視」の2つが選べる(右)

なお、スクリーンタイムを用いて、子供のiPhoneに制限をかける場合は、パスコードを用いてより厳密に管理が行えるようになります。その場合、制限を無視することはできません。