叫び続ける男児に周りの乗客はウンザリ(画像は『Mirror 2018年2月14日付「Passengers forced to endure ‘demonic’ child’s screams for eight hours after he throws mega tantrum on flight」(Image: Shane Townley /Youtube)』のスクリーンショット)

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夏休み期間に子供を連れて家族旅行した人もいるだろう。しかし長時間にわたる飛行機の旅は大人にとってストレスフルであるように、子供にとっては尚更苦痛だ。狭い機内で子供が泣いたり騒いだりした際には、親としてどのように我が子をなだめて落ち着かせるかが重要な躾となるが、それをしない親もまれに存在する。昨年8月、ドイツからアメリカへ飛んだルフトハンザ航空機内で、8時間にわたりけたたましく叫び続けた男児の姿が動画に投稿され、ネット上では様々な意見が飛び交ったことを『The Independent』や『news.com.au』『Inside Edition』など複数メディアが伝えた。

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昨年8月26日、ドイツから米ニュージャージー州にあるニューアーク・リバティー国際空港行きのルフトハンザ航空に乗り込んだ乗客は、離陸前からうんざりさせられた。

ある母親が連れていた3歳男児が、離陸前の機内で激しい叫び声をあげた。大人にとっても窮屈な空の旅は苦痛に感じることが多々あるゆえ、周りの乗客はこの男児が時間とともに落ち着いてくれることを願ったことだろう。しかし男児は、頻繁に耳障りな奇声を発し続けた。母親はそんな我が子の様子には慣れているようで、厳しく注意することもせず「落ち着いて」とやんわりなだめているのみで、男児の騒々しさが収まることはなかった。

母親は、離陸前からCA(客室乗務員)に「Wi-Fiを使えるようにして。そうしたらiPadを見せられるから」と頼んでいたようだが叶わず、離陸後も男児は狭い通路を走り回り、座席に上って機体の天井部分を叫びながら叩いたりした。CAはそのような迷惑行為を母親に伝え、母親が男児に「座りなさい」と注意するも、状況が改善されることは一向になかった。男児は8時間のフライト中、ノンストップで騒ぎたて、周りの乗客が手で耳を塞ぐ姿も見られた。この様子を動画に収め、後に「8時間のフライト中騒ぐ悪魔の子供」というキャプション付きでYouTubeに投稿した乗客のシェーン・タウンリーさんは、「母親はほとんど何の対応もしていなかった」と話している。

なお、この男児が何らかの疾患を抱えていたのか否かは明らかにされていない。しかし長時間騒ぎ続ける子供に我慢を強いられた乗客の苦痛は、想像を絶するものである。この動画が投稿されるとネット上ではあらゆる意見が飛び交った。

「悪夢だ。まるでエクソシストだな。」
「なんて役立たずな親なの。自分の子が周りを不快にさせているのに、何もしないなんて。こういう親には航空会社は罰金を取るべき。そうしたら今度から騒ぐ子供への対応を考えるんじゃないの?」
「これは子供も母親も悪い。少なくともこういう状況では親が子供をコントロールしないと。そうした姿勢が母親からは全く見られないよね。」
「躾がまるでなっていない。」
「離陸前から騒いでいたのなら、親子ともども降機させるべきだったのでは?」
「でも子供だから仕方ないという気持ちもあるわ。」
「母親もうるさく騒ぐ子供をどうやって止めたらいいのかわからないのでは? うちにもうるさい子供がいるわ。だから飛行機での旅はしない。鎮静剤を使わない限り騒ぐ子供をおとなしくさせるのは困難よ。」
「この子はちょっと酷すぎる。飛行機に乗せるべきじゃない。」
「親が子供をきちんと躾けられないなら子供を飛行機に乗せないで。」
「8分じゃなく8時間…自分だったらとても耐えられそうにないな。」

子育て専門家のリス・スターンさんは、『Inside Edition』で「子供の好きな本やお菓子、おもちゃなどを機内に持ち込んだり好きな映画や歌をiPadにダウンロードしたり、子供が長旅に飽きないように親がしっかり準備をすることが大切です」と述べている。

画像は『Mirror 2018年2月14日付「Passengers forced to endure ‘demonic’ child’s screams for eight hours after he throws mega tantrum on flight」(Image: Shane Townley /Youtube)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)