(左から)モウリーニョ監督、グアルディオラ監督、クロップ監督、エメリ監督、サッリ監督、ポチェッティーノ監督【写真:Getty Images】

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昨季は9月にフランク・デ・ブール監督が解任 今年最初の“被害者”を予想

 10日のマンチェスター・ユナイテッド対レスター・シティの一戦を皮切りに、2018-19シーズンのプレミアリーグの幕が開いた。

 英サッカー専門誌「フォー・フォー・トゥー」は、今季のプレミアリーグで指揮を執る全監督を、解任される可能性の高い順にランキング化。マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督らが下位となったなかで、1位には日本代表FW武藤嘉紀が移籍したニューカッスルのラファエル・ベニテス監督が選ばれた。

 昨季を思い返せば、クリスタル・パレスのフランク・デ・ブール監督が9月中旬に、リーグ史上最短となるわずか4試合で解任。近年のプレミアリーグを見ても9月から10月にかけて一人、二人の監督が解任される傾向にあり、今季も誰が最初の“被害者”となるのかは注目のポイントだろう。

 ランキングの下位には、昨季に結果を残した指揮官や今季新たに就任した指揮官が並ぶ。12年からチームを指揮し、2年連続でバーンリーをプレミア残留に導いたショーン・ダイチ監督が20位。また昨季の優勝監督であるシティのグアルディオラ監督が19位、今季から新たにアーセナルの指揮を執るウナイ・エメリ監督が17位に入った。

 解任の可能性が高いと予想された上位陣で気になるのは、マヌエル・ペジェグリーニ監督とジョゼ・モウリーニョ監督の二人。前者は大型補強を敢行したウェストハムの新指揮官に就任し、結果が求められるシーズンとなる。一方、後者は補強に失敗したなかで、どのように現有戦力をやりくりし、優勝争いに絡んでいけるかがカギとなりそうだ。


ベニテス監督にはオーナーからのプレッシャーが…

 そして不名誉な1位には、ニューカッスルのベニテス監督が選ばれた。今夏は武藤を筆頭に多くの選手を補強したなかで、オーナーからのプレッシャーは大きく、結果が出ない場合は早期にクビを切られる可能性もある。ベニテス監督の去就次第で武藤の立ち位置も変わってくるため、彼とチームの動向に注目していきたいところだ。

 今季のプレミアリーグでは、指揮官たちのどんなドラマが待っているのだろうか。

「フォー・フォー・トゥー」誌選定の「解任される可能性の高い指揮官ランキング」は以下のとおり。

1位 ラファエル・ベニテス(ニューカッスル)
2位 ハビ・ガルシア(ワトフォード)
3位 クロード・ピュエル(レスター)
4位 ジョゼ・モウリーニョ(マンチェスター・U)
5位 マーク・ヒューズ(サウサンプトン)
6位 マヌエル・ペジェグリーニ(ウェストハム)
7位 マルコ・シウバ(エバートン)
8位 スラビサ・ヨカノビッチ(フルハム)
9位 ニール・ワーノック(カーディフ)
10位 ロイ・ホジソン(クリスタル・パレス)
11位 マウリシオ・ポチェッティーノ(トットナム)
12位 クリス・ヒュートン(ブライトン)
13位 ヌノ(ウォルバーハンプトン)
14位 デイビッド・ワグナー(ハダースフィールド)
15位 マウリツィオ・サッリ(チェルシー)
16位 エディ・ハウ(ボーンマス)
17位 ウナイ・エメリ(アーセナル)
18位 ユルゲン・クロップ(リバプール)
19位 ジョゼップ・グアルディオラ(マンチェスター・C)
20位 ショーン・ダイチ(バーンリー)


(Football ZONE web編集部)