屋外パブリックビューイングの会場となる総統府前に詰め掛けたサッカーファン

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(台北 17日 中央社)フランスの優勝で閉幕したサッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会は、不出場の台湾でも大きな盛り上がりを見せた。スポーツくじ「台湾運彩」が販売したW杯を対象としたくじの売り上げは、単一大会として過去最高の70億台湾元(約260億円)を記録。中華電視(華視)が15日深夜から16日未明にかけて生中継した決勝戦の瞬間最高視聴率は、W杯として過去最高の13.57%に達した。

台湾運彩によれば、前回のブラジル大会時の売り上げは24億元(約90億円)。今回は3倍近くに膨れ上がった。決勝戦だけでも8億5000万元(約31億円)を売り上げ、単一試合での最高記録を更新した。前々回の南アフリカ大会の総売上はわずか8億元(約29億円)だった。

華視によると、決勝戦の平均視聴率は5.79%。後半が始まった16日午前0時から1時までの平均視聴率は25〜49歳の視聴者層で11.66%に上った。

華視は決勝戦に合わせ、台北市内で屋外パブリックビューイングを開催。日曜深夜にも関わらず、5000人以上が詰め掛けたという。

(龍柏安、江佩凌/編集:名切千絵)